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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第189話
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ええっ!?」

やがて全員驚きの表情で声を上げた!


「エ、エエエエ、エイドスさん!?何故今すぐに殿下と俺が結婚する必要があるのですか!?」

(アハハハハハッ!まさかこんな展開になるとは私も予想外よ♪)

(ふふふ、”そういう空気”を読む事に関しては天才的かと。)

(クスクス、確かにそうね。)

(どうやらアルフィン皇女に関しましては未婚の状態で子供を産むという不埒過ぎる事態には陥らなくてすむようですね。―――最も他の女性はわかりませんが。)

逸早く我に返ったリィンは混乱した様子でエイドスに尋ね、その様子を見守っていたベルフェゴール達が興味深そうに事態を見守っている中、アルティナはジト目で呟いた。

「私が公の場に出席した上、エレボニア帝国の味方をするのですから、三国の皇族との結婚の件で情状酌量を頼む提案者であるエレボニア帝国には”証拠”として”既成事実”を作ってもらう為に二人には結婚してもらうべきだと思いましたので♪」

「しょ、”証拠”の為にリィンとアルフィン殿下が結婚って……」

「め、滅茶苦茶だ……!」

エイドスの答えを聞いたエリオットは表情を引き攣らせ、マキアスは疲れた表情をした。



「しかもあの顔、絶対に楽しんでいるね。」

「こっちの反応がわかっていて、あんな発言をしたんでしょうね。」

「え、えっと……祝い事には違いないのですから、仕方ないかと。」

ジト目で呟いたフィーとセリーヌにセレーネは冷や汗をかきながら必死に言葉を選びながら答えた。

「リィンと殿下の件は救済条約を守る為にもいつかは実行する事は理解しているが、幾ら何でも性急すぎると思うのだが……」

「確か教会が決めた結婚に必要な最低年齢は16歳からの為、17歳のリィンはともかくまだ15歳の殿下では不可能だぞ。」

ラウラは困った表情で二人を見つめ、ユーシスは呆れた表情で呟いた。



「あ、それなら七耀教会が崇めている私の”勅命”という事で、”特例”扱いすれば全然問題ないですよ♪何でしたらアルテリアに行った時に結婚に必要な最低年齢を下げるように勅命しますよ?」

「ブッ!?」

「エ、エイドスさん!”特例扱い”は別に構わないと思うのですが、御身自身が七耀教会の規則を変えるような事を言ってしまえば冗談で済まなくなるのですが……!?」

「どうか御考え直し下さい……!」

ユーシスの指摘に対して笑顔で提案したエイドスのとんでもない発言にケビンは吹き出し、リースとルフィナは表情を青褪めさせてエイドスを諌めようとし

「ハッハッハッハ!確かに崇めている存在であり、教皇すらも比べ物にならないくらいの遥かに高い地位を持つ”空の女神”直々の勅命とあらば我々はそれに従うしかないな
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