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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第187話
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体を救ったとの事だからな。」
「さすがは女神一家にして英雄一家のブライト家の先祖だよねぇ?国を救った”剣聖”や”ブレイサーロード”ともスケールが違いすぎるよ。」
冷や汗をかいて呟いたルフィナの言葉を聞いたセルナート総長とワジは口元に笑みを浮かべ
「そう言えばお前達は”影の国”で彼らの時代に存在していたと思われる”管理者”とやらにも会ったとの事だったな?アルテリアに戻ったら詳しい説明をしてもらうから今の内にしっかりと思い出しておけよ。」
「………わかりました。と言う訳だからケビン、頑張って思い出して。」
セルナート総長の言葉に静かな表情で頷いたリースはケビンに視線を向けた。
「ちょっ、何でオレに丸投げすんねん!?お前もオレと一緒に”影の国”に巻き込まれたやろうが!?」
自分に丸投げされた事に驚いたケビンはリースに指摘したが
「だってナユタさんとノイさんの”試練”に挑むメンバーの中に私はいなかったから、姿すら知らないし。」
「グッ!?ハア……こんな事になるんやったら、全ての”試練”にリースについて行ってもらうべきやったな……」
リースの正論によって唸り声を上げ、疲れた表情で呟いた。
「フフ……――では最後の”試練”に挑む方々は前に出てください。」
「はい。―――来い、メサイア!」
「フッ、それでは行こうか、アルフィン。」
「はい。女神様にわたくし達の”意志”を示す為にも絶対に負けられませんわ……!」
エイドスの言葉に答えたリィンはメサイアを召喚し、オリヴァルト皇子とアルフィン皇女と共に前に出て行き
「姫様……どうかご武運を……!」
「これが本当に最後の”試練”よ。リィン、みんな……頑張って……!」
エリスとゲルドはそれぞれ応援の言葉を送った。
「―――それではお願いします、お父様。」
「ああ。」
エイドスに視線を向けられたアドルは頷いた後前に出て行き
「アドルさん、頑張って下さい……!」
「”冒険家”としての力、とくと見せて差し上げて下さい。」
フィーナとエレナはそれぞれ応援の言葉をアドルに送り、アドルはリィン達と対峙した。
「へ〜、最後はよりにもよって”空の女神”のお父さんか〜。」
「オレ達の時代に今も伝わっている冒険日誌の内容を考えると相当な使い手なのだろうな。」
「ええ……今目の前にいるアドルさんがどれ程の修羅場を潜り抜けたかわかりませんが、”剣帝”達と同等……いえ、下手をすればそれ以上の強敵である事には間違いないですね……」
「リィン……頑張って……!」
ミリアムは興味ありげな様子でアドルを見つめ、ガイウスの意見に頷いたクレア大尉の推測を聞いて一瞬不安
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