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ラインハルトを守ります!チート共には負けません!!
第二十二話 激闘!!第五次イゼルローン攻防戦なのです。その2
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「どけっ!!」
ラインハルトが銃を撃ち放すと、敵は地面に転がったが、転瞬、ラインハルトの足をつかんでいた。
「しまった!!」
地面に足を取られたラインハルトが中心部に大きく円形にあいた動力炉へと通じる穴に転げ落ちていく。
「ラインハルト様ァ!!」
間一髪の差で、キルヒアイスがラインハルトの右手をつかんでいた。
「キ、キルヒアイス!!駄目だ、手を離せ!!お前まで巻き添えにしてしまう!!」
「いいえ、私は絶対に放しません!!」
クルムバッハ少佐が逃げようとしてこの光景を見た。瞬間彼は悪魔の様に喜びの表情を浮かべながら戻ってきた。
「くくく・・・残念だったな」
「何が残念なの?」
不意に後ろで声がした。クルムバッハ少佐が驚いて後ろに目を向けると、3人の女性士官が立っていた。
「ティアナ、ここは任せたわよ」
イルーナがそう言い、フィオーナと共にラインハルトとキルヒアイスを助けに走っていった。
「き、貴様ら、ここで何をしている?!」
「何を?あ〜なんて間抜けな台詞なのよ。あんたこそ何してんの?大方ラインハルトを狙って失敗して尻尾巻いて逃げようと思ったら、ああいうことが起こってるんで、気を変えて二人を始末しに引きかえしてきたってところ?」
ティアナが小ばかにしたように淡々と言うので、クルムバッハ少佐がたちどころに血を登らせた。
「き、貴様、女だからと思っていれば!!」
女だと、しかも一人だと安心したのか、つかみかかってきたクルムバッハ少佐をティアナが銃を抜く手も見せず、台尻の一撃で吹き飛ばした。顔面を強打され、したたかに背中を壁にぶつけたクルムバッハ少佐がずるずると床にへたり込んで動かなくなった。
「バッカじゃないの。女、女って」
ティアナが銃を相手に突きつけたままちかより、素早く両手を縛り上げ、銃を奪い取った。
「フロイレイン・ティアナ」
振り向くと、ラインハルトとキルヒアイスが立っている。イルーナとフィオーナは他に倒れているクルムバッハ少佐の手下たちの息を探っていたが、やがてこっちに戻ってきた。全員死亡しているようだ。
「助かった。すまなかった」
「余計なことをしちゃった?放っておいても二人なら大丈夫だと思ったけれど、念のためにね」
「いや、危なかった。私もキルヒアイスもあそこで終わっていたかもしれない。ありがとう」
イルーナとアレーナに子供のころからみっちりと教育されたのか、こういう時のラインハルトはとても素直だった。
「わたくしからもお礼を言います。本当にありがとうございました」
キルヒアイスも頭を下げる。
「いいわよいいわよ。あ、それでね、これ、どうするの?」
ティアナに「こ
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