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FAIRY TAIL〜水の滅竜魔導士〜
めっちゃ天使
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のない巨大生物に、全員が目を大きく開いている。

「わかんないけど、オイラたちを食べるつもりだよ!!」
「敵よ敵!!」
「助けて〜!!」

短い足をパタパタと動かして逃げているエクシードたち。そんな彼らに、ナツさんがもっともなことを言う。

「倒せばいいだろグレイ!!」
「無駄な魔力を使ってる場合じゃねぇんだ!!」
「あ!?」

グレイさんならあんな謎の生物も倒せると思うけど、それをやっている暇が彼にはないらしい。

「この村の氷、もしかしたら溶かせるかもしれねぇ!!」
「へ?」
「ウソ!?」
「ホント?」

ナツさんの炎でも、グレイさんの魔法でも溶かせなかった氷。しかし、彼はこの短時間のうちに何かヒントを得たらしいのだ。

「レイヴンの?なんであいつが・・・」
「んなこたいい!!この氷溶かせるんだな!?」
「確実じゃねぇが、やるさ!!やってる!!」

決意を新たにしている彼の顔を見て、ナツさんがそちらに走り出す。

「よーし!!そういうことなら、あの鳥は俺がやる!!この山が永遠の炎なんだ!!」
「何!?」
「お前はこれを溶かしてくれ!!できるか!?」
「よーし!!」

互いにやれることはわかっている。長年付き合ってきた間柄だからこそ、少ない言葉で理解しあえる。

「「頼んだぞ!!」」
「ナツ!!」
「グレイ!!」

スレ違い際にハイタッチをする火竜と氷の魔導士。巨人たちを救うために、二人の青年が自身の力を最大限に発揮する!!









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