めっちゃ天使
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瞳をしているウェンディ。それに対し、俺は一度うなずいてから答える。
「「何も見てないってことで」」
俺もウェンディも相手のパンツなんか全く見ていない。そういうことにすれば、なんとかなるんじゃないだろうか?よくわからないけど。
「二人とも・・・それは難しいんじゃ・・・」
「色まで言ってたし」
しかし、横からその様子を見ていた二人の女性がそう言う。そりゃああんなものが目の前にあったら、見入ってしまうのは当然だ。だがこの場合、気にした方が負けなんだ。
「あ!!あっちからナツさんの匂いがします!!」
「本当だ!!行きましょう!!ルーシィさん!!フレアさん!!」
無理矢理話を変えようとする俺とウェンディ。匂いなんかほとんどしてなかったけど、彼女たちは気付くわけないし、大丈夫だろう。
「シリル・・・ウェンディ・・・」
「なんか可愛い」
指さした方角に向かって歩き出した俺とウェンディの背中を見て、憐れむような視線を送るルーシィさんと、微笑ましいような顔をしているフレアさん。トラブルもあったけど、気を取り直して皆さんを助けに行こうということになり、再び歩き始めたのであった。
「あ!!」
「いました!!」
適当に恥ずかしさを誤魔化すために進んでいた道の先に、マフラーとズボンを着直しながら歩いている人影を発見する。それは、間違えることはない、同じ滅竜の魔を持つ存在だった。
「ナツ!!」
「ん?」
「よかったぁ。合流できて」
「ひと安心ですね」
声をかけられてこちらに視線を移した青年。先を行かれた時はどうしようかとも思ったけど、また会うことができて本当によかった。
「もう!!勝手に走っていかないでよ!!」
「桜髪・・・」
「え!?」
怒鳴るルーシィさんの後ろからヒョコッと顔を覗かせるフレアさん。最初は居なかった女性の登場に、ナツさんは驚愕している。
「お前!!」
ビクッ
敵対意識丸出しの彼の反応に体を震わせてルーシィさんの影に隠れる。怯えている彼女を守るように、ルーシィさんが割って入る。
「大丈夫。敵じゃない。フレアはこの村の出身なんだって」
「へぇ。じゃあお前も巨人なのか?」
「違う」
「巨人さんに育てられた人間なんです」
「だから巨人さんじゃないですよ」
「ふぅ〜ん」
まだ信用しきれていないのか、眉間にシワを寄せている青年。彼のその目を見て、フレアさんは怯えながら質問する。
「な・・・何?」
「だったらこの街の状況、つれぇよな。ギルドの名にかけて、俺たちが必ず元に戻してやるから」
彼のその言葉を聞いたフレアさんは、大きく目を見開いている。たぶん、こ
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