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FAIRY TAIL〜水の滅竜魔導士〜
めっちゃ天使
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(じーっ)

その突っ込みを入れている少女・・・というか幼女の方をガン見する。その視線に気付いた彼女は、こちらを振り向く。

「シリル?どうしたの?」

なんでこんなに見られているのかさっぱりわからないといった感じのウェンディ。彼女が不思議そうに首を傾げるその仕草を見て、思わず顔が赤くなってしまった。

「ウェンディ・・・超可愛いよ」
「えぇ!?/////」

いつものウェンディももちろん可愛いのだが、小さな子供を見ている感覚が追加され、可愛さが増長されている。

「その・・・シリルも可愛いよ/////」

顔を赤くして、目を反らしながらそう言うウェンディ。その恥ずかしそうな姿を見て萌えてしまった俺は、彼女に抱きついた。

「うわ〜ん!!めっちゃ天使!!」
「シリル〜!!」

互いに相手がすごく可愛くて、思いっきりハグし合っている俺とウェンディ。

「やば・・・超かわいい」
「金髪の次にかわいい」

その光景を見てルーシィさんとフレアさんがそう言う。しかし、俺たちはあることを忘れていた。これは誰かの魔法・・・つまり、術者が倒されたら元に戻るということを。

「あ!!」

何かに気付いて声を出すルーシィさん。彼女は自分の手を見て、元の大きさに戻っていることに気付いたのだ。

「元に戻った!!」
「ちょっと残念」

小さくなっていたせいで落ちかけていた服を整えながら喜んでいるルーシィさんと、ルーシィさんが元に戻ったことで残念そうにしているフレアさん。しかし、今俺たちはそれどころではない。

「「・・・」」

相手の可愛さに惹き付けられてハグハグしていた俺とウェンディ。だが、二人は大きさが元に戻ると、相手のある部位から目が離せなくなっていた。

「白!?」
「黒!?」

突然何かの色を叫ぶ水竜と天竜。俺たちが見つめ合っていたのは、相手のお尻。つまり・・・下着なのである。

「「/////」」

さっき体が縮んでしまった際に、緩くなったズボンとスカートが地面に落ちていった。ただ、こんなに早く戻るとは思ってなかったので、それを拾うことをしていなかった俺とウェンディ。
抱き合っていた時はよかった。服全体が緩くなっていた分、上着で下着を隠すことができていたから。だけど、元に戻ると当然服はジャストサイズになる。そのため、隠れていた下着が露になってしまったのだった。

恥ずかしくて顔を赤くしながら、一度くっついていた体を離していく。そして、相手に正面を向けたまま、落ちていたズボンとスカートを拾って何事もなかったかのように履き直す。

「シリル。わかってると思うけど・・・」
「うん。大丈夫」

まだ少し赤い顔をこちらに向けながら懇願するような、涙目とも似ている
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