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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(3rd篇)
第45話(6章終了)
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………オオオォゥアアア―――――――――ッ…………………」

そしてザハーニウは叫び声を上げながら消滅して行った!



「か、勝った………!」

「ぴ、ぴええ〜っ………こ、怖かったです〜………森よ、ありがとう………!」

「”魔王”クラスを退けられたなんて、我ながら信じられないです……………」

「ああ………本当によく勝てたよ………」

敵の消滅を確認したエステルとテトリ、リース、アドルは疲労の影響で地面に跪いて安堵の溜息を吐いた。

「「………………」」

ディアーネとカファルーはザハーニウが消滅した場所を見つめた後黙ってそれぞれ主の身体や腕輪に戻り

「…………………」

エヴリーヌはザハーニウが消滅した場所を見つめ続けていた。

「…………………」

一方エクリアは驚きの表情でサティアを見つめていた。

「私に何か聞きたい事でもあるのかしら、エクリア?」

「い、いえ………」

しかし自分の視線に気付かれたサティアに尋ねられたエクリアはサティアから目を逸らした。



「フフ………順調のようで何よりだ。」

「あっ!」

「”影の王”………!」

「奴が………」

「お前っ………!」

しかしその時目の前に妖しげな光陣が現れた後影の王が現れ、それを見たエステルは驚き、リースは睨み、アドルは驚きの表情で見つめ、エヴリーヌはすざましい殺気を纏わせて影の王を睨んでいた。

「”闇王”や”神殺し”の駒もない状態でこちらの転位陣を守護する者を倒せるのか少々不安だったようだが、やはり”神”が2柱もいればその心配は無用だったな。」

そして影の王は不気味に笑いながらエクリアとサティアに視線を向けた。

「「………………………」」

視線を向けられた2人は何も答えず、真剣な表情で影の王を見つめていた。

「”神”が二柱?一柱は”神”の末裔であるエクリアさんだとしても、もう一柱は一体誰を………」

(っ!?コイツ………エクリアさんだけじゃなく、サティアさんの正体まで………!)

影の王の言葉を聞いたリースは眉を顰めて呟き、エステルは驚きの表情で見つめていた。

「クク………しかし観ていて疑問に思ったが、何故かの”神剣”を使わない、サティア・セイルーン。」

「(!!”天秤の十字架(リブラクルース)”の事まで知っているなんて……………)…………何の事?」

影の王の言葉を聞いたサティアは心の中で驚きながら、それを表情に出さず静かに尋ねた。

「なるほど、あくまでシラを切るか…………よほど共にいる者達に知られたくないようだな?それとも、お前が愛した男のように試していたのか?自分を支え、連れ合う者達に相応しいか………」

「違う!…
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