外伝〜サティア・セイルーン〜
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いる貴女達を羨ましく思ったわ。」
(アストライア…………)
「サティア様…………」
エクリアの答えを聞いたサティアは静かな表情で考え込んだ後、苦笑しながらエクリア達を見つめ、見つめられたレシェンテとシュリは表情をわずかに悲しげに変えてサティアを見つめていた。そしてエクリア達から視線をリース達に変えたサティアは言った
「――――では、行きましょうか。」
「?一体どこへ………?」
サティアの言葉を聞いたリースは首を傾げて尋ねた。
「勿論、この”影の国”の探索よ。セリカと再び会う為に………そして私を呼んでくれたエステルや貴女達を元の世界に戻す為に私も協力するわ。探索に加えたい時はいつでも声をかけて。」
「………わかりました。先程現れた敵の事を考えると今は一人でも戦力が欲しい所。………貴女から感じるすざましい魔力と霊圧からして只者ではない事は感じ取っています。これからよろしくお願いします。」
サティアの申し出を聞いたリースは静かに頷いた。
「えへへ………これで後はセリカを見つけるだけね!」
(ええ………!)
その様子をエステルとエステルの肩に戻ったパズモは嬉しそうな様子で見つめていた。
「「「………………………」」」
一方ティオ、セラウィ、エリザスレインは真剣な表情でサティアを見つめていた。
「ティオちゃん?どうしたの?」
「セラウィとエリザスレインも。さっきからずっとサティアさんを見つめていたけど、一体どうしたんだい?」
「………いえ。気のせいですから気にしないで下さい。(………あの人から感じる霊圧からしてあの人は恐らく…………)」
「ティオの言う通りです。私達の気のせいですから………ね、エリザスレイン。」
「…………そうね。」
その様子に気付いたティータとウィルは尋ね、尋ねられた3人はそれぞれ誤魔化した。
(フィーナ………あのサティアさんって人………何となく君と似ている感じがするんだけど………)
(アドルさんも気付きましたか………ええ………恐らく彼女も私と同じく……………)
さらにアドルとフィーナはサティアを見つめながら小声で会話をし
「なんだろう………?あの人、なんとなくだけどクレハと雰囲気が似ている気がする………」
「私もそう思ったの………あの人って一体………」
ナユタとノイは不思議そうな表情でサティアを見つめていた。その後休息をした後リース達はメンバーを編成し直し、リース、エステル、アドル、リフィア、エヴリーヌ、エクリア、サティアのメンバーで探索を再開し、ついに転位陣が見える終点に到着した。
〜冥き途・終点〜
「あ…………!」
「次の”星層”に行く転位陣…
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