第44話
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〜冥き途〜
「………?………!な、な、なっ………!?」
一方目を開けたエステルは目の前にいる剣士を見て口をパクパクさせ
(そ、そんな!?一体どうなっているの!?)
(クー!!)
「貴方は…………!」
エステルの身体の中にいたパズモは信じられない表情をし、クーは喜びの鳴声で鳴き、リタは驚いた!
「今は説明している時間はない!………リタ!」
「は、はい!」
急に呼ばれたリタは戸惑いながら答え
「少しだけでいい!”彼女”の動きを止めてくれ!」
「わ、わかりました!…………魂をも凍らせてあげる!氷垢螺の絶対凍結!!」
剣士の指示に頷いた後、魔術を放って敵の身体をわずかに凍りつかせた!
「俺も手伝う!氷の力よ!!」
それを見たウィルが絵札―――氷乙女の絵札を使い
「えいっ!コキュートス!!」
続くようにリースがアーツを放って、敵の身体の到るところを凍りつかせ、敵の動きを鈍らせ
「時の牢獄に囚われろ!タイムストップ!!」
さらにアドルが魔法を使って、敵の動きを完全に止めた!
「エステル!今から放つ俺の技と同じ技を続けて放ってくれ!」
「う、うん!って!?な、何これ………!力が凄くみなぎってくる………!」
そして剣士はエステルに指示をし、指示をされたエステルは頷いた後突如自分に宿ったすざましい力を感じて驚いた。一方エステルの返事を聞いた見た剣士は
「ハァァァァァ………紅燐剣!!」
剣技――――紅燐剣を放ち
「とりゃあぁぁぁぁ!」
エステルも剣士と並んで同じ技を放った!
「ハァァァァァ――――ッ!!まだまだっ!!」
さらに剣士は剣技―――円舞剣を次々と放ち
「あたしだって負けてられないわね!………はぁぁぁぁぁ――――ッ!!」
剣士に続くようにエステルも剣技―――円舞剣を次々と放った!
「これで!」
「決める!」
そして剣士とエステルは敵を挟み撃ちするかのような位置取りに一瞬で移動し、剣技―――身妖舞を同時に放った!その剣技は”飛燕剣”が合わさった事にできる究極剣技の一つ!その剣技とは…………!
「「奥義!飛燕無双演舞剣!!」」
二人が放った協力剣技―――飛燕無双演舞剣によって敵の身体の到る所はズタズタに斬り裂かれた!
「………今はこれ以上姿を保っていられないな………俺達の”約束”を………君の”誓い”を守る為に”俺”が再び現れるその時まで”彼女”を頼む………」
そして剣士は消えようとしている自分の身体を見て呟いた後、エステルに振り返って言った。
「ちょ、ちょっと待って!貴方、まさか………!」
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