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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(3rd篇)
第42話
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の所に歩いて来てその場で跪いた!

「?突然どうしたのですか、お二人とも。」

2人の行動を見たイリーナは不思議そうな表情で尋ねた。

「イリーナ様。今この場で再び誓わせて下さい!この私、ミレティア元領主ティファーナ・ルクセンベール!」

「………メンフィル近衛騎士団長シルフィア・ルーハンス!」

「「我等は陛下と貴女の盾にして牙!この命お二人の為に使い、命果てるその時までお二人を害する刃から護り続ける事を誓います!そして全身全霊を持って貴女達を元の世界に帰す事に尽力させて頂きます!」」

「………………我が夫リウイ・マーシルンに代わり、貴女達の誓い、確かに聞き届けました。………2人とも、よろしくお願いします。」

決意の表情のティファーナとシルフィアの言葉を聞いたイリーナは静かに頷いた後微笑んだ。

「なんという忠誠心………………!」

「どんな事があろうと自分達の事よりまず主君の為に動くとは………2人ともまさに真の”騎士”だな………」

「ええ………我々も見習わなくてはなりませんね。」

その様子を見守っていたリシャールは驚き、ミュラーとユリアは尊敬の眼差しで2人を見つめていた。

「フフ………お父様達のお話通りの方達ですね、リフィアお姉様。」

「うむ!まさかこうしてシルフィア様とお会いできるとは余も今回ばかりはこの世界に感謝するぞ!」

一方プリネは微笑みながら見つめ、リフィアは尊敬の眼差しでシルフィアを見つめていた。その後リース達は休息をした後メンバーを編成し、リース、エステル、アドル、シルフィア、プリネ、リタ、ナベリウス、レシェンテ、ウィルのメンバーで探索を再開した。



〜冥き途〜



「!これは………!」

「なんという瘴気…………!」

歩いていたリースとシルフィアは何かに気付き警戒した。

「へ!?」

「敵か!?」

リース達の言葉を聞いたエステルは驚き、アドルは辺りを警戒した。すると目の前の空間が歪み、そこからすざましい瘴気を纏った巨大な”何か”が現れた!

「アアアアアアアア―――――――ッ!!」

「なんという”負”の気………!」

”何か”は辺りを響き渡らすほどの雄たけびをし、プリネは”何か”から感じるすざましい”負”の気を感じて身をすくめた!

「そ、そんな!?」

「なん………で………?」

一方リタとナベリウスは”何か”を見て目を見開いて驚いた!

(クッ………なんで”彼女”が………!それよりセリカもいない状況で”彼女”を相手にするのは無謀としかいいようがないわ…………!)

「チッ!ここにいる全員で挑んでも勝利できる可能性は限りなく低いぞ!」

「………何度対峙しても身体の震えが止まらな
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