第42話
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「そうですか…………それを聞いて安心しました。あの子は一人ではないんですね………フフ、こうして孫を持ってみると不思議な気分ですね。」
「う〜………子供扱いは嫌なのじゃ…………これでもそれなりの年だというのに………」
「フフ、そう言っている割にはリフィアお姉様、嬉しそうですよ?」
自分の話を聞いて自分の頭をシルフィアに撫でられたリフィアはどこか嬉しそうな様子で唸り、その様子に気付いたプリネは微笑んでいた。
「シルフィア殿………ん?………なっ!姫、”姫将軍”!?この周りの空間といい、一体どうなっているんだ!?」
シルフィアの様子を微笑んで見つめていたティファーナはエクリアに驚いた後、周りを見回した後困惑した。その後リース達はシルフィア達に事情を説明し、自己紹介をし合った。
「………なるほど。そんな事情が………」
「今の状況にも驚いているが、まさか他にも世界があるなんて……………」
事情を聞き終えたシルフィアは考え込み、ティファーナは驚きの表情で呟いた後、興味深そうな様子でツーヤを見つめた。
「しかし………まさか再び我が”ルクセンベール”の名を名乗る者が現れるとは………それも”竜”とは………フフ、つくづくルクセンベール家は”竜”に縁があるな。」
「………初めまして。サフィナさんからティファーナさんのお話は伺っていました。………会えて光栄です。」
「…………そうか。せっかくこうして会えたのだ。………我が名を継ぐ者がどんな者かこれから見極めさせてもらうぞ?」
「喜んで。………到らない点があれば遠慮なくご指導お願いします。」
不敵な笑みを浮かべて見つめられたツーヤは微笑んで会釈をした。
「え、え〜と………」
一方ミントは遠慮気味にシルフィアを見つめた。
「フフ………何か尋ねたい事があるのなら遠慮なく言ってもらって構いませんよ。我が名を継ぐ竜よ。」
「は、はい。…………ミント、本当にシルフィアさんの名前を受け継いでよかったのかな?」
「?どういう意味ですか?」
ミントの言葉を聞いたシルフィアは不思議そうな表情で尋ねた。
「だって………ティナさんやプリネさん達からシルフィアさんの事を聞いたんだけど………ミント、シルフィアさんみたいな立派な騎士じゃないよ?」
「そんな事はありません。…………国に拘らず全ての民を守る”遊撃士”………その道もまた立派な”騎士”です。そして貴女はその明るさで民を笑顔にしているのですから、私以上の立派な”騎士”ですよ。」
「えへへ………そっかな?…………ありがとうございます!」
シルフィアに微笑まれたミントは恥ずかしそうな様子で笑った後、笑顔でお礼を言った。そしてティファーナとシルフィアはイリーナ
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