第40話
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きっとエステルは私達と”また会いたい”と強く願っていたから、こうして私達が現れる事ができた………一応の筋は通っているわ。」
「えへへ………」
そしてリンとラピスの答えを聞いて恥ずかしそうに笑った。
「フフ………私がアドルさんに呼ばれたように、貴女達はエステルさんに呼ばれたんですね。」
「ハハ………」
一方フィーナは微笑みながらラピス達を見つめ、フィーナの言葉を聞いたアドルは苦笑し
「もし、私達が強く願ったらクレハ様も現れるのかな………?」
「ノ、ノイ。この世界だと冗談じゃすまなくなるから、やめた方がいいって!さすがにクレハまで巻き込むわけにはいかないし。」
ノイが呟いた言葉を聞いたナユタは焦りながら忠告した。
「こ、この方達がエステルさんの前世にしてリウイ陛下の側室の方達………」
「うむ!バルジア領主、リン・ファラ・バルジアーナ。そしてセルノ領主の妹、ラピス・サウリン。………ティナ様に続いてまさか2人にも会う事ができたとはな!」
そしてラピス達の事を知ったクローゼは驚き、リファアは興味深々な様子で2人を見つめた。
「フフ、それは私達もですよ。まさか陛下とカーリアン殿、そしてシルフィア殿の血を引く方とこうしてお会いできるなんて………」
「それとペテレーネの………もだな。ようやくあの娘も自分が最も求めていたもの―――プリネ、お前自身を産めたようだな。」
「はい、リン様。………父や母達からお二方の話は聞いていましたけど、想像以上の方達ですね。」
リフィアの言葉にラピスが答え、リンの言葉を聞いたプリネは微笑んだ。
「フフ、そんな風に見てくれてありがとう。………そして貴女も久しぶりね、エヴリーヌ。」
「ん。今回の件を機会にラピスが知っているグラザお兄ちゃんの事、全部教えてね。エヴリーヌも知っている事全部話すから。」
「ええ、喜んで。」
エヴリーヌの言葉にラピスは微笑んだ。
「フッ。これほどの美しい女性達を娶るとはさすがはかの”覇王”!愛と美の追求者たるこのボクも見習って、”覇王”のようなハーレムを作らなければならないね♪」
「………このお調子者が………!その前にもっと他に手本とすべきことがあるだろうが………!」
オリビエは酔いしれった様子で呟き、その呟きを聞いたミュラーは顔に青筋を立てて言った。
「しっかしこの方達がエステルの前世ねぇ………リン姫はまだわかるけど、ラピス姫がエステルの前世なんて信じられないわ………」
「ちょっとシェラ姉、どういう意味?」
シェラザードの呟いた言葉を聞いたエステルはジト目でシェラザードを睨み
「そりゃそうだよ。こんないかにも”お姫様”って感じのお姫様の生まれ変わりがこのノーテ
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