第40話
[3/6]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
そして光からはエステルと同じ髪型をした美しい黒髪と澄んだ翡翠の瞳を持つ女性と輝く金髪と紫紺の瞳を持つ女性が立った状態で現れた!
「………?なっ!?ラピスお姉様!」
「………わかっているわ、リン。既に魂だけの存在になり、エステルと同化したのにそれぞれ自分の身体があるなんて一体何が………え………」
金髪の女性―――リンは驚いた後黒髪の女性――ラピスに話しかけ、話しかけられたラピスは静かに答えた後、目の前にいるリース達に気付いて呆けた。
「えへへ………また会えたね、ラピス、リン!」
「フフ………再び貴女達に会えるとは思いませんでした。」
「エステル、イリーナ様………!」
「私達も貴女に会えて嬉しいわ、エステル。そしてイリーナ様。再び陛下と結ばれ、おめでとうございます。心よりお祝いを申し上げます。」
「おめでとうございます!」
エステルとイリーナに微笑まれたリンは驚いたが、ラピスと共にイリーナを祝福した。
「ありがとうございます、ラピス姫、リン姫。フフ………ティナさんに続いて貴女達に会う事やこうして祝福して貰うなんて思いもしなかったわ。」
「え………?………!貴女は………!」
「ティナ!なぜお前が………!」
イリーナの言葉に首を傾げたラピスはリンと共にティナを見て驚いた。
「お久しぶりです、ラピス様、リン様。私を見て驚くのもわかりますが、もっと驚く方がいらっしゃいますよ?」
「え?………なっ!あ、貴女は………!」
「姫、”姫将軍”!?クッ………下がれ、エステル!」
「イリーナ様、ティナ。どうか私達の後ろに。」
ティナの言葉に首を傾げたラピスはリンと共にエクリアを見て驚いた後、それぞれエクリアに武器を構えてエステルやイリーナ達を庇った!
「………あんたの過去を聞いて予想はしていたけど、かなり嫌われているみたいね、エクリア………」
「う〜………エクリア母様、とっても優しいのに酷いです〜!」
「………いいのよ。むしろラピス様達の態度が当然なのだから………」
ラピス達の様子を見たマリーニャは真剣な表情で、サリアは悲しそうな表情でエクリアを見つめ、見つめられたエクリアは静かに答えた。
「あ、あはは………まあ、あんな紛らわしい格好をしているんだから2人の気持ちもわからなくはないわ。あのね、2人とも………」
ラピス達の行動にエステルは苦笑した後、リース達と共に状況を説明し、自己紹介をし合った。
「「………………」」
「え、えっと………やっぱり信じられないかな?」
話を聞き終えて考え込んでいるラピスとリンにエステルは遠慮気味に話しかけた。
「―――いや、逆に納得した。」
「人の思いに反応する世界………
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ