第40話
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はさっきの奴等ばかりの事を考えるとかなり嫌ね………お化けとか正直、苦手なのに………」
(………こやつ、何を言っておる?)
(さっきまで平気で戦っていたでしょうが………)
戦闘終了後安堵の溜息を吐いて呟いたエステルの言葉を聞いたサエラブとパズモは呆れていた。そしてリタがリース達の前に飛んで行き
「………ここは私とナベリウスが良く知る場所。奥までの道もわかりますので、私が先頭に立ってみなさんを案内します。」
「お願いします。………しかし、先ほど現れた敵の特性を考えると連れて行くメンバーが限られてきますね………」
「しっかり準備をしてから進みましょう。」
リタの申し出にリースは頷いた後考え込み、イリーナは提案した。その後リース達はリタを先頭に時折現れる亡霊や不死者達を倒しながら進むと2つの封印石を見つけて回収した。
「まあ、綺麗な石……………一体何なのでしょう?」
「封印石。それに私や貴女が封じられていたわ。」
「まあ………これが?………という事はどなたかが解放されるのですね。」
初めて見る封印石の説明をエクリアから聞いたイリーナは驚いた後呟いた。
「黒騎士は『魂の駒』と言っていたけど君達に心当たりはあるかい?」
「少なくとも私やエクリアちゃん達にはありません。主は次の星層にいるみたいですし………」
「今までの事を考えると浮遊都市の戦いに参加したあたし達の世界のメンバーで残っているのはレーヴェぐらいだけど………イリーナさんのほうはどう?」
「………そうですね。リウイを除けばカーリアン様達ですけどあの方たちが『魂の駒』という言葉に一致しないと思いますし………」
「………どちらにせよ、一度拠点に戻る必要がありそうですね。」
アドルに尋ねられ考え込んだリタ、エステル、イリーナを見たリースは提案し、そしてエステル達と共に庭園に戻って封印石を解放した。
〜隠者の庭園〜
「え、この方達は………!」
「………確かにこの方達なら『魂の駒』という言葉に一致しますね…………」
封印石が解放され光の中から現れようとした人物達を見たティナは驚き、イリーナは微笑みながら呟き
「なっ!?この方達は!し、しかしエステルさんがこうしていらっしゃるのに………!」
「ああ………一体どうなっているのじゃ?」
プリネは驚いた後戸惑った様子で呟き、リフィアは首を傾げ
「ほえ?」
「エステルに関係して………いる?」
プリネの言葉を聞いたミントとヨシュアは不思議そうな表情でエステルを見つめ
「えへへ………もう会えないと思ったのにこんな形で会えるなんてね。」
見つめられたエステルは微笑みながら光を見つめていた。
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