6章〜奇跡の邂逅〜 第39話
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は驚きの表情で見つめ、エヴリーヌとリフィアの身体の中にいたディアーネは信じられない表情をし、リフィアは力強く頷いた。
「そうだね。俺も伝えたいよ。種族に関わらず、みんなは手を取り合って生きていけるって。」
「ウィル………ええ、そうですね。」
「フフ…………それでこそ、この私が”期待”した人間にして愛する人間。」
そしてウィルとセラウィも頷き、その様子をエリザスレインは口元に笑みを浮かべて見つめていた。
「フフ、エステルさんでしたら本当に行動に移しそうですね。」
「……で、最終的には”契約”とかもしちゃうんじゃないかしら?なんせ、あの獣の”魔神”―――カファルーでさえも反抗もせず黙ってこの娘に力を貸しているしね。しっかし、これで本当に”神”すらとも”契約”したらこの娘、本当にあたしたちと同じ”人間”なのか疑ってしまうわ。」
クローゼは微笑みながら、シェラザードは苦笑しながら呟いた。
「そうそう!それでこいつのノーテンキも移るんじゃないの?」
「あ、あんですって〜!?」
ジョゼットはからかいの言葉を言い、それを聞いたエステルはジト目でジョゼットを睨んだ。
「…………………その事、エリィさんやご家族の方にはお話したのですか?」
一方話を聞き終え考え込んでいたリースはイリーナに尋ねた。
「………いいえ。………ただ、いつかは話そうと思っています。………最もすぐに信じてくれるとは思っていませんが………それでもいつかは姉様にも私の今の妹を紹介したいですから。姉様も会ってみたいでしょう?」
「ええ、そうね…………」
尋ねられたイリーナは静かに首を横に振った後答えてエクリアを見つめ、見つめられたエクリアは微笑んだ。
「えっと………イリーナさん。これからどうする?その……妊娠しているんだから、無理はしない方がいいとは思うけど………」
「いいえ。リウイ達を探す為にも………私達の世界に帰る為にも喜んで協力します。」
(………今度は貴女の幸せを誰にも奪う事はさせないわ………イリーナ…………私の命をかけて絶対に貴女と……貴女が愛するリウイ様と、そして”貴女達”の子供を守る………例えリウイ様が私に憎しみを持ち続けても………)
そしてエステルに尋ねられたイリーナは力強く頷き、エクリアは決意の表情でイリーナを見つめていた。
その後リース達はメンバーを編成し、リース、エステル、アドル、イリーナ、エクリア、リタのメンバーで探索を再開し、次なる”星層”―――”第六星層”に繋がる転位陣に入って、転位した……………
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