6章〜奇跡の邂逅〜 第39話
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迫害を受けていたのにあれほどの為政者になっているなんて、普通、ありえないわよ。」
「ああ。”理”と”修羅”を知る究極の”皇”だな。」
アガット、アネラス、シェラザードは驚きの表情で呟き、ジンは重々しく頷いた。
「うふふ、”幻燐戦争”か。レンも当時のパパ達と一緒に戦場を駆け抜けたかったわ♪」
「レ、レンちゃーん………」
「相変わらず、無茶苦茶な皇女だね………」
「ミント、戦争なんか絶対参加したくないよ………」
「同感です。」
レンは不敵に笑い、それを聞いたティータとジョゼットは呆れ、ミントは悲しそうな表情で呟き、ティオはミントの言葉に頷いた。
「………あんたにそんな過去があったなんてね。」
「エクリア様………」
「う〜………そのブレアードって人、酷過ぎです〜!!」
「全くじゃな!」
(お師匠様…………)
一方マリーニャは静かに、シュリは心配そうな表情でエクリアを見つめ、サリアは頬を膨らませて呟き、レシェンテはサリアの言葉に頷き、プリネの身体の中にいたペルルはかつての主の事を思っていた。
「………どこかで歯車が違ったら、僕達………いや、僕はノイ達と袂を分けていたかもしれないね………」
「ナユタ…………」
ナユタは複雑そうな表情で呟き、それを聞いたノイは心配そうな表情で見つめ
「”人間”達しか愛しない女神………哀しい方ですね。」
「………そうだね。」
フィーナは悲しそうな表情で呟き、アドルはフィーナの言葉に重々しく頷き
「”姫神”フェミリンスにそのような事情があったとは………」
「………”人間”達だけを愛し、人間以外の種族には排他的………か。」
「……ま、それが本来の”人間”よ。あなたやエステルみたいな人間は滅多にいないわ。」
セラウィは”姫神”フェミリンスの過去に驚き、ウィルは考え込み、エリザスレインはウィルに静かに言った。
「”姫神”フェミリンスか………あたしは一度会って、ちゃんと話してみたいな。」
「エステル?」
「ママ?」
そしてエステルが呟いた言葉を聞いたヨシュアとミントは驚いて、エステルを見つめた。
「だって、そうでしょ?人間にも悪い人や良い人がいるように他の種族も同じなんだから。フェミリンスはそんな事も考えずに最初から決めつけているじゃない。あたしだったら強引にでも引っ張って、それでも抵抗して嫌がるんならまずは叩きのめしてからフェミリンスを大人しくさせた後、見せてあげるわ!みんな同じ”人”だって事を!」
「エステルさん…………」
「……正気?」
(この小娘、本当に”人間”か?)
「ウム!さすがは余の友だ!!」
エステルの言葉を聞いたエクリア
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