6章〜奇跡の邂逅〜 第39話
[3/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
かった…………イーリュンよ………感謝いたします………」
その様子を見つめていたエステルとナベリウスは微笑み、ティナは優しい微笑みを浮かべた後祈りを捧げ
「さて………後はリウイ自身がどうするか………だな。」
「………そうですね…………」
「………………………」
一方リフィアとプリネは真剣な表情で考え込み、エヴリーヌは複雑そうな表情でエクリアとイリーナを見つめた。その後リース達はイリーナに事情を説明し、初対面の者達は自己紹介をし合った。
「……そうですか。そんな事が………でも、私………いえ、私”達”は今回の出来事に感謝しなくてはなりませんね。やっと、エクリア姉様と私がお会いできたのですから。」
「イリーナ……………ええ………私もよ…………」
事情を聞き考え込んだイリーナだったがやがて微笑み、イリーナの言葉を聞いたエクリアはイリーナを見つめた後頷いた。
「………あの。さっきから気になっていたのですがイリーナ皇妃はエクリアさんを”姉様”と呼びましたがそれは一体………?エリィさんの姉妹はイリーナ皇妃しかいらっしゃらないと聞きましたし。」
「あら?エリィの事を知っているのですか?」
リースに尋ねられたイリーナはリースがエリィを知っている事に気付き、驚いて尋ねた。
「はい。エリィさんがアルテリアに留学していた時、共に学んだ学友です。」
「まあ………じゃあ、貴女がエリィが言ってたアルテリアでお世話になったシスターの方ですか。………そうですね。貴女を含め、ここにいる方達なら話してもいいでしょう………実は………」
そしてイリーナはかつてリウイの愛妻であった”イリーナ・マーシルン”が生まれ変わった人物であり、そしてティナとエクリアと共に”幻燐戦争”の事を説明した。
「………メンフィルにそんな過去が………………」
「……正直、御伽話を聞いている気分だね………」
「……あのメンフィルがかつてはリベールと大して変わらぬ小国であったことも驚いたがまさかその戦争をきっかけにあそこまでの大国へ上り詰めるとは………」
「それも大陸中の全ての国を敵に廻した状況で勝利をするとは…………」
「………よほどの激戦をくぐり抜けた証拠だね。」
「”覇王”達や”大陸最強”の真の強さがなんとなくわかったな…………」
事情を聞き終えたクローゼとヨシュア、ユリアは信じられない表情をし、リシャールとオリビエ、ミュラーは真剣な表情で呟いた。
「というか俺はあの”覇王”が元は俺達と同じ平民だったなんて信じられねえぜ………」
「剣一本と臣下の人達や仲間達と共に戦い、国を創ったって………まさしく”剣皇”ですね………」
「それも両親を殺されたあげく、両種族から
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ