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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第182話
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遠慮したいのですけど……今回の場合は仕方ないですね。」

「フフ、そうね。」

フィーナの言葉にクレハは苦笑しながら答えた。

「何だか”影の国”の”試練”を思い出しますね。」

「アハハ、そうですね。まさか今度は自分自身が”試練”の相手を務める事になるとは思いませんでしたが。」

「私はできれば遠慮したいの……」

エレナとナユタが互いの顔を見合わせて苦笑している中、ノイは疲れた表情で呟いた。

「フフ、心配しなくてもお母様達―――女性陣から選出するつもりはありませんよ。」

「じょ、女性陣から選出するつもりはないって事は……」

「僕とアドルさんしか残っていないじゃないですか……」

フィーナ達を見つめて苦笑しながら答えたエイドスの言葉を聞いて”試練”の相手は自分達が務める事が既に決定している事を察していたアドルは表情を引き攣らせ、ナユタは疲れた表情で肩を落とした。



「ハハ……七耀教会の使い手達と遥か昔の”英雄”達が相手か。ようやく超えられたと思ったら、最後の最後にとんでもない”壁”が立ちはだかってきたね。」

「ですが、我らが一丸となれば超えられるはずです。」

「う、うん!私達ならきっと大丈夫だよ!」

「フン、全勝して女神達の度肝を抜いてやるぞ。」

苦笑するオリヴァルト皇子に答えたラウラの言葉にトワは頷き、ユーシスは鼻を鳴らしてエイドス達を見つめた。



「なお、私と七耀教会の”試練”には三国の”試練”同様メサイアさん以外の皆さんが”契約”している異種族の方達の参戦は不可とし、どの”試練”にも”Z組”の方に参加してもらいますが……そこに”特別ルール”を加えさせてもらいます。」

「と、”特別ルール”ですか?」

「一体どんな内容なの?」

エイドスの言葉が気になったエリスは戸惑い、フィーは真剣な表情で尋ねた。そしてエイドスは以下の三つのルールを口にした。





1、一度”試練”に参加した者は重複して他の”試練”に参加できない。



2、”試練”は全部で3回あり、それぞれの”試練”に参加できる人数を制限するかつ全ての試練に”Z組”のメンバーが最低一人は参加する事。※1戦目は”試練”の相手が二人に対して、Z組側は8人。2戦目は”試練”の相手が1人に対して、Z組側は3人。最後の3戦目は”試練”の相手が一人に対してZ組側は4人



3、最後の三戦目はリィンとアルフィン皇女が参加する事
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