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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第182話
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たという事にもなるでしょう?”女神”である私の出した条件を守らず、私を利用した愚か者は”外法”としか思えないのですが?」

「それは………………」

「…………ちなみに期間とかあるのか?」

エイドスの答えを聞いたアンゼリカは仲間達と共に複雑そうな表情をし、ある事が気になったトヴァルは尋ねた。



「期間はありません。今後永遠にエレボニア帝国による暗躍で他国の領土を手に入れた事が判明した際は直ちにその国に返還すると共に賠償をし、暗躍をした者達を七耀教会に引き渡し、その者達を七耀教会に”狩って”もらいます。当然例外は認めませんので、その暗躍をした者達が貴族や皇族でも七耀教会に引き渡してもらい、”狩って”もらいます。」

「―――つまりエレボニア帝国はかつてない衰退が待っている上、しかも2度と暗躍によって領土を広げられないって事だね。」

「……………………」

「ハハ……まさに”女神の裁き”だね…………」

「その……もしその者達を引き渡さなかった場合はどうなるのですか……?」

エイドスの話を聞いたフィーは真剣な表情で呟き、ユーシスは重々しい様子を纏って黙り込み、オリヴァルト皇子が疲れた表情で呟いている中、アルフィン皇女は不安そうな表情で尋ねた。



「―――その際は何らかの方法で”暗殺”します。何せ”空の女神”直々の勅命とあらば、絶対に守らないとダメですからな。」

「ケビン…………」

「ま、空の女神の出した条件を守らないなんていう怖いもの知らずな事をしないとは思うけど、もし本当にした場合は容赦なく狩らせてもらうよ。」

冷酷な笑みを浮かべるケビンをリースは心配そうな表情で見つめ、ワジは真剣な表情でオリヴァルト皇子達と見つめて答え

「く……ッ……!貴女は女神なのに罪を償わせる事もさせずに人の命を奪う事に何も思わないのですか!?」

「兄様………」

ケビンとワジの答えを聞いて唇を噛みしめて真剣な表情でエイドスに問いかけるリィンをエリスは辛そうな表情で見つめていた。



「綺麗事や理想だけで世界は平和になりませんし、”大罪”を犯した者にはその命を持って償ってもらわなければその者によって被害を受けた者達が納得しません。それは内戦や異世界の大国との外交問題を経験した貴方もよくおわかりなのでは?そもそも”女神”である私を何の”代償”もなく、味方にする等虫が良すぎる話ですし、貴方達が救おうとしている人物達――――テロリストのリーダーと世界中で暗躍していた裏組織の幹部も一般的に考えれば処刑されて当然の立場ですよ。もし貴方達がその二人と何の関わりもなければ、その二人の処刑を当然と思い、減刑の為に動く事はないでしょう?」

「ッ……!!」

「エイドス…………」

「……
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