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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第182話
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よ〜。」
「ミリアムちゃん……さすがにそれは図々し過ぎですよ。」
「君な……少しは遠慮ってものを覚えたらどうだ?」
不満げな表情で言ったミリアムにクレア大尉は不安そうな表情で指摘し、マキアスは呆れた表情で呟いた。
「混乱が訪れてもそれは今まで”ハーメルの悲劇”を隠蔽し続けて来た貴方達エレボニア帝国の自業自得です。その混乱を乗り越える事もリベールとハーメルの人々に対する”償い”にして私―――”空の女神”からの”天罰”だと思って下さい。」
「”ハーメルの悲劇”を公表した時に起こるかもしれないエレボニア帝国内の混乱が”空の女神”である貴女の”天罰”ですか……」
「やれやれ………またエレボニア帝国が乗り越えなければならない問題ができてしまったね。それも内戦や二国との外交問題よりも大きな問題が。」
「うん……でも、それは本来なら12年前に乗り越えるべき問題だったから仕方ないよね。」
エイドスの話を聞いたガイウスは複雑そうな表情をし、疲れた表情で溜息を吐いたアンゼリカの言葉にトワは悲しそうな表情で頷き
「ハア……七耀教会が崇めている空の女神がこう言っているんだからどうせ七耀教会もフォローしてくれないんだろ?」
「当然だ。我ら七耀教会の真の主たる”空の女神”の意向こそが
七耀教会
(
われわれ
)
にとって何よりも優先すべき事だからな。」
疲れた表情をしたトヴァルに視線を向けられたセルナート総長は静かな表情で答えた。
「二つ目は現エレボニア皇帝ユーゲント・ライゼ・アルノールが退位する事です。」
「え……」
「な―――――」
「ユ、ユーゲント陛下が退位って……皇帝の位から退く事じゃないか!?」
「そんな事になったらエレボニア帝国はまた荒れるぞ!?それに何でユーゲント陛下が皇帝の位から退かなければならないんだ!?」
エイドスの口から出た信じられない条件にアルフィン皇女は呆け、オリヴァルト皇子は絶句し、マキアスは表情を青褪めさせ、トヴァルは怒りの表情でエイドスを睨みつけて問いかけた。
「”ハーメルの悲劇”を利用した戦争――――”百日戦役”を起こして他国であるリベールに多くの被害をもたらした事に加えて内戦勃発、そして他国であるメンフィルまで巻き込み、その結果メンフィルの逆鱗に触れてしまった事によって自国を滅亡の危機にまで陥らせるという多くの不祥事を起こしてしまった皇帝が全てが解決した後に皇帝の座についている方が国が荒れると思うのですが。それにそれらの責任を全てユーゲント皇帝に押し付けてユーゲント皇帝が責任を取る形で皇位から退けば民達の怒りはある程度収まると思いますよ。」
「そ、それは…………」
「………………」
「待ってください!王政の国は”
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