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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第179話
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けたエイドスや二人の会話内容の凄まじさにその場にいる全員は冷や汗をかいて表情を引き攣らせた。



「ほう……まだ1ヵ月か。ちなみにナユタ君、”どこまで”進んだんだい♪」

「え……”進んだ”って何の事ですか?」

「お兄様、お下品ですわよ。」

「あたっ。」

興味ありげな表情で尋ねたオリヴァルト皇子の質問を聞いたナユタが不思議そうな表情をしている中、アルフィン皇女がどこからともなく取りだしたハリセンでオリヴァルト皇子の頭を叩き

「ギロッ。(やっと恋人同士になったのに一体いつになったら、私の”純潔”を貰ってくれるのよ、ナユタは。)

「相変わらず鈍感すぎなの、ナユタは。」

「ええっ!?何で二人ともそこで僕を責めているの!?」

ギロリと自分を睨むクレハと呆れた表情で自分を見つめるノイにナユタは慌てた。



「フフ、少なくても彼女の方はまだ純粋な”乙女”なんだろうねぇ?ロイドですら恋人同士になったエリィと”そんな関係”になるのに半年以上もかかったし。」

「え、えっと、”そんな関係”って事はまさかとは思いますが……」

「フフ、という事は今はマクダエル議長の孫娘は”乙女”じゃないって事だね♪」

「ア、アンちゃん!」

クレハを見つめて呟いたワジの言葉を聞いてある事を推測してしまったリィンは冷や汗をかいて表情を引き攣らせ、口元をニヤニヤさせるアンゼリカにトワは顔を真っ赤にして指摘し

「へぇ?そういう勝負だったらアリサ。貴女は特務支援課のサブリーダーに勝っているわよねぇ?確かリィンと”そんな関係”になったのが異世界での実習の時だったから、入学して4ヶ月くらいだしね♪」

「な、なななななな、何の事を言っているんですか、サラ教官!?」

「というかこんな公衆の面前で、とんでもない事を言わないで下さい!」

「まあ、サラだし。」

「ったく、よく今まで問題を起こさなかったな……」

アンゼリカのように口元をニヤニヤさせているサラ教官に見つめられたアリサが顔を真っ赤にして慌てている中、マキアスは呆れた表情で声をあげ、フィーはジト目で呟き、トヴァルは疲れた表情で呟いた。



「……兄様?先程の話について後で聞かせて頂きますからね?」

「その時は私もご一緒しますよ、エリスさん。士官学院の実習期間にそのような事をするなんて、先輩として色々と言いたい事がありますので。」

「リ、リィン君!全部終わった後のお説教は今まで以上にあるから覚悟していてね!」

「…………………」

「ア、アハハ……全てが終わって落ち着いてもお兄様の状況はしばらくは落ち着かなさそうですわね……」

「ですが、いくつかはリィンさんの自業自得な部分があるので仕方ないですね。」

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