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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第176話
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たクレハの様子を呆れた様子で見守っていたノイは疲れた表情で声を上げた。
「あ、あの〜。私達も余波でショックを受けるのでその不毛な争いを止めて欲しいのですけど……」
「頭で理解はしていても孫もいないのにそんな風に呼ばれたら女性としてショックですよね……」
エレナとフィーナはそれぞれ疲れた表情で指摘し
「ハッハッハッハッ!つくづく”規格外”だな。我らの主神とその一族達は。」
「……エステルさんの”規格外”すらも霞んで見える程ですよ……」
「これ以上”空の女神”のイメージを壊すのは本当に止めて頂きたいわ……」
その様子を見守っていた女性は大声で笑い、リースとルフィナは疲れた表情で呟いた。
「―――すみません、折り入って頼みがあるのですが話を聞いて頂けないでしょうか!?」
その時リィンが服を着たまま露天風呂に現れ
「キャアッ!?」
「だ、誰ですか!?」
「今は女風呂の時間なのに男が入ってくるなんて何のつもりなの〜!」
リィンの登場にフィーナは悲鳴を上げ、エレナとノイはリィンを睨んだ。
「皆さんはどうか私達の後ろに!」
「私達どころか女神とその一族達の入浴している所を乱入するという不埒すぎる罪、絶対に許しません。」
ルフィナとリースはすぐに立ち上がってエイドス達を庇うように移動してエイドス達の湯着姿をリィンに見せないようにしながらリィンを睨み
「ん?あの少年は確か―――――」
「…………とりあえず。―――お久しぶりですね、リィンさん。」
リィンを見て何かに気付いた女性は目を丸くし、エイドスは静かな表情で立ち上がってリィンを見つめた。
「あ、貴女はエイドスさん!?―――そうか!ロイドさんが言っていた人物というのは貴女の事だったんですね!?確かにゼムリア大陸の人々が崇める”空の女神”である貴女がいれば――――」
エイドスに気付いたリィンは驚いた後すぐに明るい表情をしたが
「……一体何の事を言っているのかよくわかりませんが、落ち着いて今の状況を確認して頂けませんか?」
「え?………あ”。」
無数の青筋を顔に立てて微笑むエイドスの指摘で我に返った後女性達が入浴している所に乱入した自分に気付いて大量の冷や汗をかき表情を青褪めさせた。
(アハハハハハハッ!さすがはご主人様!)
(ふふふ、本当にこういった予想外の出来事に出くわす縁に恵まれていますね。)
(リィン様……どうして温泉から上がるまで待つという事ができないのですか……?)
(まあ、事情が事情だから仕方ないと言えば仕方ないかもしれないけど……)
(……マスターには学習能力が無いのでしょうか。―――特に不埒過ぎる事に関しての
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