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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第176話
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。」

「ちょっとアイン?まさかとは思うけど――――」

「酒は飲ませていないから安心しろ。それにそもそも私達が崇めている”空の女神”がそんな細かい事を気にしていないのだからそう固い事を言うな。」

「そうですよ。”私”を崇めているのならそんな固い事は言いっこなしですよ。」

「うっ。」

女性の後に答えたエイドスの言葉を聞いたルフィナは疲れた表情をした。



「もう、この娘ったら……気持ちはわからなくはないけど、物事には限度というものがあるでしょうに。」

「う、う〜ん……本当に一体誰に性格が似たのでしょうね……?アドルさんとフィーナさんはあんなユニークな性格ではないですし……」

その様子を見守っていたフィーナは呆れ、エレナは苦笑し

「当然クレハ様似でもないの。」

「当たり前よ。それにしても半年かぁ……まさか未来に来て半年の長期家族旅行をする事になるなんてね。」

ノイの言葉に答えたクレハは苦笑しながらエイドス達を見回した。


「フッ、空の女神やその一族達が降臨していた事にも驚いたがお前までもこの時代に来ていたのは本当に驚いたぞ。」

「フフ、最初は半信半疑だったんだけどエイドスさんから漂う霊圧や七耀脈が彼女を中心に集まり続けているのを見たら信じるしかないわよ。」

「リースもそうだがケビンもお前の登場にさぞ取り乱しのであろうな。」

「……私はそれ程でも。ヘタレなケビンは泣いていましたが。」

ルフィナと女性の会話を聞いていたリースは静かな表情で指摘し、その様子を見守っていたエイドス達は冷や汗をかいた。



「ア、アハハ……それにしてもよかったですね、エイドスさん、フィーナさん。お二人にとってはもう2度と会えないアドルさんと再会する事ができたんですから。」

「はい。フフ、キーアさんには感謝しないとですね。」

「ええ。彼女には本当に感謝しています……お父様とお母様、エレナお母様に会えるようにしてくれたのもそうですが、私にとって先祖にあたるクレハお祖母(ばあ)様とナユタお祖父(じい)様にも会えるようにしてくれたのですから。」

エレナの言葉にフィーナとエイドスはそれぞれ微笑み

「はうっ!?だから私の事を祖母呼ばわりしないでよ!私の場合、既に結婚した貴女と違ってナユタとはようやく恋人になったばかりなのよ!?大体そういうエイドスだってエステルとサティアにとっては”おばあちゃん”じゃない!」

エイドスの言葉にショックを受けたクレハは涙目でエイドスを睨んで言い返した。

「うっ!?や、やりますね……さすがは私の先祖です……」

「一体何の勝負をしているの……というかクレハ様がエイドスの悪影響を受けているの〜!」

エイドスに対する反撃をし
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