暁 〜小説投稿サイト〜
英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第176話
[2/6]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
「一体何者なのですか?」
心当たりがある様子のシュバルツァー男爵夫妻を見たエリオットとアリサは驚き、ユーシスは真剣な表情で尋ねた。
「フフ、会えばわかる。―――今は”鳳翼館”で休まれているはずだ。」
「”鳳翼館”ですね!?……!」
「お、お兄様!?」
「全く、焦りすぎよ……」
「わ、私達も追いかけましょう!」
シュバルツァー男爵の答えを聞いて飛び出して行ったリィンの様子を見たセレーネは驚き、セリーヌは呆れ、エマは真剣な表情で提案した。
〜鳳翼館〜
「バギンスさん!」
「おや、若。いつお戻りに?それに随分慌てているようですが何かあったのですか?」
「今さっきです!それより”鳳翼館”に泊まっている方は今どちらにいらっしゃるんですか!?その方に至急お願いしたい事があるんです!」
「本日”鳳翼館”で宿泊されているのは団体様ですが……その方達の中のどなたに御用があるのですか?」
リィンの話を聞いた支配人は目を丸くして尋ねた。
「え……だ、団体ですか?」
「はい。七耀教会の関係者の方々ですが。」
「七耀教会ですか!?一体誰が……それでその方達は今どちらに?」
「先程露天風呂に入ると仰り、大浴場に向かいましたが……」
「露天風呂ですね?ありがとうございます……!」
「わ、若!……今の時間は女性なのですが……」
そして慌てた様子で大浴場に向かったリィンを支配人は冷や汗をかいて呟いた。
〜露天風呂〜
リィンが露天風呂に向かう少し前、ある人物達が露天風呂で疲れを癒していた。
「フッ、まさか女神とその一族達と共に湯に浸かる日が来るとはな。人生わからないもんだな。」
女性は自分と同じように露天風呂に入っている人物達―――エイドス達を見回して口元に笑みを浮かべ
「もう、アインったら……”
守護騎士
(
ドミニオン
)
”の一人であり”星杯騎士団”の”総長”でもある貴女が世界が大きく動こうとしているこの時期に仕事を放り投げて、こんな所で油を売っていいと思っているの?」
ルフィナは呆れた表情で女性を見つめて指摘した。
「失敬な。ちゃんと我らが主神”空の女神”とその一族の方達に接触、そして僅か半年の滞在期間の間に是非アルテリアに訪ねて色々と話をして頂きたいという説得と共に護衛をするという重要任務についているが?」
「ハア……リース。貴女、アインに変な事を教えられなかったでしょうね?」
女性の答えを聞いて溜息を吐いたルフィナはリースに視線を向けた。
「総長には本当にお世話になった。星杯騎士としての修行もそうだけど、たまに街に飲みに連れていってもらって奢ってもらった
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ