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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
外伝〜才媛の交渉〜
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ァイスは静かな表情で答えた。
「”メルキア帝国”……!かのレウィニアと友好を結び、”帝国制定”する程まで国力を増大させた魔導技術最先端の大国の皇帝だった方なのですか………」
「メルキアを知っているという事はまさかお前も…………」
「……はい。私と私の妹の前世はこのゼムリア大陸で言う異世界――――ディル・リフィーナにかつて存在し、今は既に存在していない国の姫だったのです。」
「ほう?」
「今は存在していない国、ですか。ここ数十年で国家が滅ぶような出来事は聞いた事はありませんが、一体何という名の国ですか?」
ユーディットの答えにヴァイスが興味ありげな表情をしている中、ユーディットの前世が気になったシグルーンは尋ねた。
「……”リガナール半島”にかつて存在し、ある魔人によって滅ばされた帝国――――”ドルアーギア帝国”です。」
「今は生物も住めない大地となっているかの半島に存在していたという事は相当昔の国家ですね……」
「!!”リガナール半島”じゃと!?まさかその”魔人”というのは……!」
ユーディットの説明を聞いたアルが考え込んでいる中、ユーディットの前世の国を滅ぼした存在に心当たりがあるリフィアは血相を変えた。
「”破戒の魔人”イグナートか。」
「…………はい。国が滅ぶ少し前に私と妹はかの魔人の囚われの身となり、そして………………」
「―――それ以上は言わなくてよい。お主達もシルフィエッタと同じあの”闇夜の眷属”の面汚しによって悲惨な人生を送ったのじゃな……」
かつての出来事を思い出そうとし、辛そうな表情で唇を噛みしめて青褪めさせて身体を震わせているユーディットを制止したリフィアは憐みの目でユーディットを見つめた。
「え……シルフィエッタ姫をご存知なのですか?」
自分が知る遥か昔の人物をリフィアが知っている事に驚いたユーディットは信じられない表情でリフィアを見つめた。
「うむ。というか今ではリウイの側室として幸せに過ごしておるぞ。」
「ええっ!?一体何があってそのような事に……」
そしてリフィア達はシルフィエッタを含めた”影の国”の件等を説明した。
「…………そうだったのですか。かの魔人が何者かによって討伐された事は私の魂が解放された際にわかっていましたが、まさかかの魔人を討伐したのがヴァイスハイト陛下やメンフィルの”英雄王”達に加えて、かの”神殺し”だった事にも驚きましたが、まさか父親であるあの魔人に心酔していたセオビットが自らの手でかの魔人を討ち、シルフィエッタ姫と親子の絆を結び、更にシルフィエッタ姫が現代でも生きているなんて………」
「確か”破戒の魔人”が討伐されたのは2年前くらいですよね?それだとしたら生ま
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