一章
26
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「や、ら、れた…………?」
油断はしていなかった、はず
辺りすべてに気を配ってた、はず
でもやられた
しかも入国証
審査に通ったのも奇跡なのに再発行なんか不可能
しかも誰のだよ、コレ
ルーエン?あいつの……なわけないし
これじゃ私が盗んだみたいじゃん
「あいつ……!!!」
……だめだ。追いかけても捕まるわけがない
現れたのさえわからなくて、簡単に懐の大切なものをとられて……あの男たちを簡単に追い払ってしまった
あいつが彼らに小声で言ってたこと、たぶん全部本当だし。すごい顔してたからね、あいつら。知り合いなわけないから読んだんだ。相手のことをあんなに
追うべきじゃない
敵う相手じゃない
「でもこのままじゃ……試験受けられないじゃん……」
予定通りいくなんてやっぱりありえないのか。まったく、ほんとろくでもない生活だな
「やっていけるかな……シン…カイ………」
……弱音はいてる場合じゃない。こうなったら空賊でも目指すしかない。たぶんそっちの方が性に合ってるし、なんとかなる。でも、まぁとりあえず……会場に向かおう。万が一にでも試験受けれるかもしれないから
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