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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第173話
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ッシュで襲い掛かる斬撃波を打ち消してリィンに攻撃を叩き込んだ。

「光よ!ハッ、セイッ、ヤアッ!!」

「クッ……!?」

光の魔力を纏ったトンファーによる連続攻撃―――ホーリーラッシュをリィンは太刀で防いでいたが

「セイクリッド――――クロスッ!!」

「グアッ!?」

連続攻撃の後に連携して放たれたトンファーで十字を刻み込んだ瞬間裂帛の気合とともに放たれた光と闘気の爆発をその身に受けて吹っ飛ばされ

「そこだっ!スタンブレイク!!」

「!!」

トンファーに電撃を流し込んだロイドの追撃を後ろへ跳躍して回避した。



「おいおい………嘘だろ?あの状態になったリィンと互角だと……?」

「奴は本当にただの捜査官なのか!?」

「……さすがは”槍の聖女”やアリオスさんを始めとした多くの猛者達を退けただけはあるわね……」

「ロイドさんの強さは今まで戦った多くの”格上”の相手との戦闘によって培われたのでしょうね……」

二人の互角の戦いを見守っていたトヴァルとユーシスは信じられない表情をし、サラ教官とメサイアは厳しい表情で呟き

「兄様……」

「エリス、今私達にできるのはリィンの勝利を信じる事だけよ……!」

「アリサさん……はい……!」

エリスとアリサはリィンの勝利を心から祈りながら二人の戦いを見守っていた。



「何だぁ!?あのリア充野郎、八葉の剣技どころかヨシュアやセリカの技まで使っているじゃねえか!?」

「……もしかしたらティオちゃんやレンちゃんと似たような”力”のお蔭かしら?」

「……わかりません。リィンさんはわたしやレンさんと違って”グノーシス”を投与された訳でもありませんし……」

リィンの技を見たランディが驚いている中、エリィの推測を聞いたティオは複雑そうな表情で答えた。



「ダーク――――ハンマー!!」

「燃え盛れ……滅!!」

「「グッ!?」」

互いに強烈な一撃を放った二人は同時に吹っ飛ばされた。

「驚いたな……特別模擬戦の時とは比べ物にならないくらい強くなっているよ。」

「ロイドさんこそさすがですね。アリオスさんを始めとした多くの猛者達を退けただけあって凄まじい強さです。」

「俺一人の力じゃない。エリィ達――――みんなの協力があったからだ。それは君も同じなんだろう?」

リィンの言葉に対して静かな表情で答えたロイドはリィンに問いかけた。



「はい。だからこそ俺を信じているみんなの為にも貴方に負ける訳にはいかない……!」

「俺こそ、勝負をするからには手加減はできないし、情けや同情の為だけに今までお世話になった局長が依頼した”支援要請”に手を抜く訳にはいかない……!」
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