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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第172話
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…」

「……クロスベルを解放した経験やあの”碧の大樹”を消滅させた経験によって、以前とは比べ物にならないくらい力をつけているでしょうね。」

メサイアの言葉で気を取り直したトヴァルは複雑そうな表情をし、サラ教官は静かな表情で推測した。

「……気を引き締め直してウルスラ病院に行こう。それと気絶したアリオスさんも運ばないと。」

「それなら、俺がアリオスさんを運ぶぜ。」

その後道具等で回復したリィン達はトヴァルにアリオスを背負ってもらい、ウルスラ病院に向かった。





同日、16:20―――――



〜ウルスラ病院〜



「ここがウルスラ病院……」

「ここのどこかにお母様がいらっしゃるのですね……」

ウルスラ病院の敷地内に入ったリィンは呆けた表情でウルスラ病院を見つめ、メサイアは周囲を見回していた。



「――――驚いたな。まさか本当にあの人達を退けるなんて。」

「!!」

そして聞こえて来た聞き覚えのある青年の声を聞いたリィンが表情を引き締めたその時ロイド、エリィ、ティオ、ランディがリィン達に近づいてきた。



「”特務支援課”……!」

「こ、この方達が……」

「…………」

ロイド達を見たアリサの言葉を聞いたエリスは呆け、ユーシスは真剣な表情でロイド達を見つめていた。



「ハハ、お前らも成長したじゃねえか。俺達でさえリーシャちゃんと”キリングベア”のコンビもそうだが、ツァイトを退けた事はないんだぜ?」

「それ以前に敵対し合っていたあの二人が手を組んでわたし達と戦う事自体もそうですが、ツァイトがわたし達の敵に回る事もありえませんからそのような事は起こらないと思うのですが。」

「フフッ、確かにそうね。あら?エ、エリゼさん……?どうしてリフィア殿下の元に戻ったはずのエリゼさんがリィンさん達と一緒にいるのかしら?」

リィン達を称賛するランディにジト目で指摘するティオの言葉に苦笑しながら答えたエリィはエリスを見て目を丸くした。



「―――お初にお目にかかります。私の名はエリス・シュバルツァー。エリゼの双子の妹になります。クロスベルでは姉がお世話になりました。」

「エリゼさんの妹……!」

「そう言えば双子の妹がいると言ってましたね。」

「さすがは双子だけあってとても似ているわね……正直エリゼさんと並んだら見分けがつかないわ。」

「ああ…………―――ロイド、さっさと始めてやったらどうだ?あいつらにとっちゃ、一分一秒が大事だろうし。」

エリスの自己紹介を聞いたロイド達が驚いている中、エリィの言葉に頷いたランディはロイドに視線を向けた。



「そうだな…………―――もう既に知っ
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