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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第170話
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自身の立場が悪くなる可能性も覚悟の上で、”六銃士”とメンフィルの共謀に力を貸したのですよ?アリオスさんはそんな殿下の覚悟すらも無下にし、エレボニア帝国に滅びろと仰るのですか?」

「………………」

「リィン様……」

リィンの問いかけにアリオスが黙り込んでいる中メサイアは微笑み

「それに……そのような”筋の通らない”事は俺達”Z組”や、俺達と同じ考えをする方々が見逃さず、未然に防ぐ為に必ず動くで……いえ、絶対にそんな事をさせない為に動きます。どうかその可能性を信じて頂けないでしょうか……?」

「――――リィン・シュバルツァー。お前の祖国はメンフィル帝国だ。メンフィル帝国所属のお前が言ってもその言葉に意味はなさない。」

「……確かに俺はエレボニア帝国所属ではありません。だけど立場は違えど、同じ目的の為に協力するのが”Z組”です。そして”Z組”で培ってきた”絆”や経験は学院を去っても失われないと信じています……!そして先程仰ったように第2、第3のクロスベルが現れる可能性があるように、第2、第3の俺達のような存在が現れる可能性も必ずあります!」

「リィン……!」

「フフッ、一丁前に言うようになったわね。」

アリオスの問いかけに対するリィンの言葉にアリサとサラ教官は明るい表情をした。



「………そこまで言い切るのならばお前達の”意志”が”本物”か……そしてその不確かな”可能性”の為だけにエレボニア帝国の滅亡を防ぎたいのならば、自分達の”力”で示し、道を切り拓いてみるがいい!」

するとその時アリオスは膨大な闘気を全身に纏って太刀を構えた。

「……わかりました。オリヴァルト殿下に希望を託され、多くの方々の協力によって立ち上げられた特科クラスとして…………エレボニア皇族の方々を始め、大勢の人々の想いを託された”Z組”として……貴方や”特務支援課”という”壁”を乗り越え、エレボニア帝国の滅亡を防ぎ……本当の意味でメンフィルとクロスベル、エレボニアの外交問題を解決してみせ、俺達の仲間を……クロウ達を助けてみせる!」

「…………!」

「リィン……!」

「フフッ、さすがは”Z組”の”重心”ね。」

決意の表情で太刀を構えて全身に膨大な闘気を纏っているリィンの言葉にアリオスが驚いている中、アリサとサラ教官は明るい表情で武器を構え

「俺達に希望を託し、リベールに自ら嘆願をしに向かった陛下達の為にも……!」

「絶対に退()けません……!」

ユーシスとエリスはそれぞれ決意の表情で武器を構え

「微力ながら俺も手伝うぜ!」

「リィン様に仕える者として……”Z組”の方々と協力し合った”仲間”として……私も全力で助力致します!」

トヴァルとメサイアもリィン達に続く
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