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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第168話
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のアーツで黙らせたこともあったな。フフッ、仲間達からは”シリアスブレイカー”や”天然女神”に”KY女神”、他には”虹の悪魔”や”ゼムリアの魔王”等様々な変わった呼ばれ方をされたり、この世で絶対に怒らせてはならない人物として見られていた事もあったぞ。それと結婚を機に”女神モード”は疲れるからもう2度としないと言い、あやつの
番
(
つがい
)
や私を含めた仲間達に必死に止められて何とか踏みとどまってはいた事もあったな。」
アリサの質問に苦笑した後昔を懐かしむかのように静かな笑みを浮かべるツァイトの答えにリィン達は冷や汗をかいて脱力した。
「め、女神様が本当にそのような事を……?」
「そ、”空の女神”の名前が痛々しいって……」
「そのような事を思う”神”等間違いなく歴史上初でしょうね……」
「”実物”を知る身とすれば、その様子が目に浮かぶな。」
「ハァ……まさかそこまでハチャメチャな性格だったとはね……さすがはあのエステルとカシウスさんの先祖だけあって”色々な意味”でとんでもないわね。」
「七耀教会の信者や関係者達が聞けば全員卒倒しそうな内容だな。というか何だよ、女神が猫を被る”女神モード”とか、”女神”なのに”悪魔”や”魔王”に呼ばれるとか。」
「ううっ、知りたくなかった事実だわ……」
我に返ったエリスが信じられない表情をしている中、表情を引き攣らせているリィンの言葉に続くようにメサイアは苦笑し、ユーシスは呆れた表情で呟き、サラ教官やトヴァル、アリサは疲れた表情をしていた。
「さてと。お前達も急ぐ身。雑談はこのくらいにして、始めてもよいか?」
「!はい、お願いします………!」
そしてツァイトの言葉に表情を引き締めたリィンは仲間達と共に武器を構えた。するとその時ツァイトは咆哮を上げて光に包まれ、何と巨大な聖獣へと変化した!
「な―――――」
「げ、”幻獣”と対して変わらない大きさに………!」
「間違いなく、”蒼の深淵”が巨大化させたあの鳥より手強いわ!」
「ま、まさかこれが女神様の”眷属”である”神狼”の”真の姿”なのでしょうか……?」
「ええ、恐らくそうなのでしょう……!」
「女神の”眷属”だけあって凄まじい霊圧を放っていやがるぜ……!」
「………………」
ツァイトの真の姿を見た仲間達はそれぞれ驚いたり警戒している中、リィンは落ち着いた様子でツァイトを見つめ
「例え相手が誰であろうと、クロウ達を助ける為にも絶対に退けない!行くぞ、みんなっ!!」
やがて決意の表情で仲間達に号令をかけた!
「おおっ!!」
「来るがいい――――人の子達よ!」
そしてリィン達は”神狼”ツァイトとの戦闘を開始した!
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