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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第168話
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はラギール商会に所属していないのかよ?」

リーシャの言葉が気になったユーシスは眉を顰め、トヴァルは不思議そうな表情で尋ねた。

「―――はい。闇の中で生きて来た私にとって本当に大切なものが何なのかをロイドさんとイリアさんに諭された時にわかりましたから、彼らとの契約は切りました。」

「ええっ!?ロ、ロイドさんがですか………?」

「暗殺者を諭すとは相当変わり者な捜査官だな……」

リーシャの話を聞いたリィンが驚いている中、ユーシスは信じられない表情をしていた。



「やれやれ…………東方の伝説の暗殺者すらも仲間にするなんて、とんでもない所ね、”特務支援課”は。」

「それについては私達”Z組”も良い勝負をしていると思うのですが。」

「ア、アハハ……確かに皆さんもそうですが、リィン様達が契約している方々の面々を考えると”Z組”もとんでもない所ですね。」

苦笑するサラ教官に呆れた表情で指摘するアリサの言葉を聞いたメサイアは苦笑していた。



「さてと―――そろそろ行くか?」

「ええ。―――それでは俺達は先に急ぎますので。」

トヴァルに促されたリィンはリーシャとガルシアを見つめて言い

「はい。この後控えている皆さんの”試練”の相手は手強い方達ばかりですけど、ロイドさん達と色々似ている部分がある皆さんならきっと超えられると思います。最後まで諦めずに頑張ってください。」

「クク、どっかの大馬鹿兄弟のように抗い続けて超えられるかどうか、ムショの中で楽しみにしているぜ。」

二人はそれぞれリィン達に応援の言葉を送った。その後ウルスラ病院に向かっていたリィン達がしばらく歩いていると突如声が聞こえて来た。



ほう……あの二人を超えるとは。ロイド達ですらあの二人を同時に相手にした事はないというのに、その偉業を成し遂げるとはロイド達の”域”に近づいているのかもしれんな。



「え…………」

「な、何なの今の声!?」

「―――出てきたらどうですか?貴方の居場所は既にわかっています!」

突如聞こえて来た声にエリスが呆け、アリサが驚いている中、リィンは森林がある方向を見つめて叫んだ。するとツァイトが森林から飛び出してリィン達と対峙した!



「へっ!?」

「白い狼だと……?」

ツァイトの登場にリィンは驚き、ユーシスは眉を顰め

「……!あんたは確か”特務支援課”に所属している警察犬の……!」

「”空の女神”の”眷属”――――”神狼”か。まさかお前さんが俺達の次の相手か?」

ツァイトを見てある事に気付いたサラ教官は目を見開き、トヴァルは真剣な表情で尋ねた。



「えっ!?」

「”空の女神の眷属”だと!?」


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