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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第166話
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どうしてメサイアはいいのよ?」
リーシャの話を聞いて驚いたアリサはある事に気付いて尋ねた。
「メサイアさん自身が関係している件でもありますから、メサイアさんの参戦は認めるとの事です。」
「切り札をほとんど封じられたのは痛いが仕方ねぇな……―――リィン。」
「はい。―――来い、メサイア!!」
トヴァルに視線を向けられたリィンはメサイアを召喚した!
「さてと……そろそろ始めようぜ。言っておくが負けても頑張ったから合格みてぇな生温い事は期待するなよ?」
「抜かせ!返り討ちにしてくれる!」
「―――まさかあの時救出した貴女と剣を交える日が来るとは思いませんでした。」
「私をカレル離宮から救い出してくれた事には今でも感謝しています。ですが、私にも退けない理由がありますので、絶対に貴女を超えさせて頂きます……!」
手甲をつけた拳を構えたガルシアの挑発に対してユーシスが、斬魔刀を構えたリーシャの言葉に対してエリスが答えた後それぞれ武器を構えた!
「”銀”と”キリングベア”のコンビか……連携されたら不味いな。2組に分散して各個撃破するぞ!」
「相手は強力だけど今のアンタたちなら超えられるわ!気張りなさいよ、アンタたち!」
「はいっ!」
「私も全力で協力します……!」
武器を構えたトヴァルが厳しい表情で二人を見つめている中、サラ教官の号令にアリサが答え、メサイアは決意の表情で聖剣を構えた!
「―――リーシャ・マオ。これよりクロスベルの”試練”として、全力で特科クラス”Z組”の相手をさせて頂きます……!」
「”キリングベア”と”
銀
(
イン
)
”の”壁”……超えられるものなら超えてみせろや、ガキ共ッ!!」
「Z組A班、全力で行くぞっ!!」
「おおっ!」
そしてリィンの号令を合図にアリサ、メサイア、エリスはリィンと共にリーシャに向かい、サラ教官はトヴァルとユーシスと共にガルシアに向かって行って戦闘を開始した!
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