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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第166話
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――アラン・リシャールに挑んでいるはずです。」
驚いているリィンにリーシャは静かな表情で説明し
「よりにもよってレオンハルト教官が相手だなんて……!」
「しかもリベールに向かったC班の相手はかつてクーデターを起こした元情報部のリシャール大佐が相手とはね……」
「それでも一人しか相手をすればいいだけのあいつらの方がまだマシだろ。こっちは二人だぜ?」
アリサは不安そうな表情をし、サラ教官は厳しい表情で考え込み、トヴァルは疲れた表情で呟き
「今は皆さんが無事”試練”を超えている事を祈るしかありませんね……」
「フン、他の連中の心配をする暇があったら、今は目の前の”試練”に集中しろ。」
エリスの言葉を聞いたユーシスは真剣な表情で二人を警戒しながら指摘した。
「クク、残念ながら”当たり”を引いたテメェらの相手は俺達だけじゃねえぜ?」
「―――クロスベルに来た皆さんは私達との戦いを含めて四回”試練”を受けてもらう事になっています。」
「おいおい……”キリングベア”と”銀”のコンビが初戦って、残り3戦の相手はどんな奴等なんだよ……」
ガルシアとリーシャの説明を聞いたトヴァルは疲れた表情で呟き
「……ちなみに何であんた達は”黄金の戦王”の依頼を受けたのよ?」
サラ教官は真剣な表情で二人に問いかけた。
「私は一時期”六銃士”の方達にお世話になりましたからね……その恩返しもありますが、”銀”である私が”銀”だとわかっても、”銀としての私”を強制せず、”アルカンシェルのアーティストとしての私”の未来を認めてくれ、応援の言葉まで送って頂いた彼らに対する恩返しです。後はクロスベルの皇帝に恩を売っておけば、今後色々と便宜を図ってもらえるという打算ですね。」
「俺の場合は俺を含めたムショにいる”ルバーチェ”の連中の刑期を短くするって”条件”を出されたから、マルコーニ会長や部下の連中の為にも請けてやったのもあるが……あのチビ助がいる所のテメェらがどれほどできるのかも興味があったから、請けてやったんだぜ?」
リーシャと共に説明をしたガルシアは不敵な笑みを浮かべてリィン達を見回した。
「なるほどね……まさか司法取引をしてまで、クロスベルの裏社会の使い手達をあたし達にぶつけてくるとはね……」
「下手すりゃアリオスさんまで出てくるんじゃねえのか?あの人も今は拘置所にいるしな。」
サラ教官は厳しい表情で二人を見つめ、トヴァルは疲れた表情で呟いた。
「それと先に言っておきますが、”試練”の際にメサイアさん以外の皆さんが契約している異種族を呼んで共に戦わせた場合は”失格”とみなす事になっていますので覚えておいてください。」
「ええっ!?あら?で、でも
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