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ウルトラマンゼロ 〜絆と零の使い魔〜
雨夜-レイニーナイト-part3/狐狩り
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てしまったのだ。
「大丈夫か、ハルナ!?」
「う、うん…平気…」
ハルナは心配の視線を送るサイトに頷いて見せる。急所を切ったわけではないので命にかかわることはなかった。
「このままだと跡が残ってしまうわ。モンモランシー、お願い」
「わかったわ。ハルナ、ちょっとじっとしてて」
「はい…」
ルイズからの頼みを聞き、モンモランシーはただちにハルナの足を魔法で治療し始める。
「この傷じゃ、ノエル役は厳しいわね。このまま劇に出ると足が痛んで舞台に支障がでかねないわ」
しかし、切り傷が思いの外深めに刻まれており、モンモランシーの治療で塞がり始めてはいるが、動き過ぎればまた傷が開いてしまう可能性が懸念されるほどだった。
「そ、そんな…!!せっかく稽古を頑張ったのに…」
それを聞いてハルナは、かなり落ち込んだ。ヒロインに選ばれたと聞いたときは緊張していたのだが、それ以上にケイン王子役であるサイトの相手になれたのが嬉しかった。だが…。なんてドジをこいたのだろう。仲間たちにも…サイトにも迷惑をかけてしまい、舞台に支障をきたすような怪我を負ってしまうとは。自分の鞄のことで
「平賀君、みんな…ごめんなさい」
「ハルナ…」
迷惑を次々と懸けて、いたたまれない表情を浮かべるハルナに、サイトは何か言わなければと思った。が、サイトが言う前にそんな彼女を気遣うようにキュルケが彼女の肩に手を添えた。
「落ち込まないの。足を怪我したのは残念だけど…」
それ以上は、大きな声では言わなかった。ハルナの耳元で、彼女にしか聞こえない小さな声で囁いた。
「だからってサイトがあなたから離れるわけじゃないでしょう?」
「キュルケさん……」
まだ落ち込みムードから立ち直りきれていないが、キュルケの優しさに触れたハルナ。サイトを狙っている恋敵であるはずなのに、こんな言葉をかけてくれるとは意外だった。少し、気持ちが楽になった。
「キュルケ、ハルナになんて言ったんだ?」
「それは…乙女の秘密よ」
「なんだよそれ…」
サイトに対し、人差し指を唇に当てるキュルケ。隠さないといけないことなのか?
すると、サイトの右腕に着けていたビデオシーバーから音が鳴った。ここから連絡を入れてくる相手は一人だけしかいない。
「シュウか!?」
久しぶりのシュウからの通信からだと思った。まさか、このタイミングで連絡が着くなんて!思い切ってビデオシーバーの蓋を開いてモニターの画面を見る。
が、違った。その内容は、あまりにも予想外な着信だった。















       ア レ ハ 警 告 ダ
















「…!?」
日本語で、それもバックが真っ黒な画面に、ちらつくように動く白い文字。あま
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