インデペンデンス
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ど、魔法関連の装備もちゃんと充実してるし、管理局より実戦向けで頑丈に作られてるから信頼性も機能性も高いしね」
「なのはの義手もマキナが手配してくれたんだっけ? 何度見ても本物そっくりで見分けがつかないや」
「ドヤァ」
「いや、そこで胸張られても反応に困る……というか今、なぜかなのはの後ろにマキナの姿が見えたよ。彼女から変な影響でも受けてたりしない?」
「う〜ん、そうなのかな? あんまりそういう自覚は無いんだけど、フェイトちゃんがそう言うなら少しは変わったのかもね」
ぽりぽりと頬をかいて苦笑するなのはだが、傍らに一応いたおてんこは「マキナとビーティーに散々いじられて垢抜けたというか、ある種の柔軟性がついたからじゃないのか?」と密かに呟いた。
「それにしても先日の戦いから何となくマキナがいるんじゃないかとは薄々思ってたけど、まさかこんな経緯があったとは考えもしなかった……」
「別の組織でしかも彼女に反感を持たれている管理局にいると、あんまり彼女の音沙汰は聞かないからね。アウターヘブン社に所属しているならともかく、こればっかりは仕方ないとも言えるかな」
「同じ組織にいても、まめに連絡しないと互いの近況とかわからないもんね。……4ヶ月前の私達みたいに」
「あ、あはは……ごめん、ほんとごめんなさい」
「もういいよ、生きていてくれたんならそれだけで十分だから。それでさ……マキナの現状も気にはなるけど、今の私の興味は実の所、そこにいるサイボーグに向いてるんだ」
「サイボーグ……ビーティーのこと?」
「呼んだか?」
久しぶりの再会で会話が弾んでいた矢先に、唐突に呼ばれた事でビーティーが反応し、顔を向ける。フェイトの訝し気な視線をビーティーは全く動じることなく受け止め、彼女を真正面から不敵な笑みを浮かべつつ見返していた。
「俺に話題を振るという事は、前に俺が言った意味でもわかったのか? ンン?」
「今回の侵略行為だけでなく、SOP干渉で暴走したせいでなのはと戦闘……確かにあなたの言う通りに大人しく帰っていれば、こんな事にならずに済んだかもしれない。でも……こんな事になったからこそなのはの生存に、ジャンゴさんやマキナが来ている事も知れた。なにも悪いことばっかりという訳じゃないよ」
「ポジティブシンキングも良いが、やはり危機感に欠けてるな。完全体のくせにそんな悠長に構えてるんじゃ、この先やっていけないぞ」
「そう、その完全体という言葉がずっと頭に引っかかってた。あの時、私の運命とか色々言ってきたけど、そもそもあなたは何者なの?」
するとビーティーから一瞬だけ鋭く冷たい殺気が放たれ、真正面から受けたフェイトは背筋に冷たい汗が流れだす。
「そんなに俺の事を知りたいなら、目
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