第5巻
生徒会による演劇×対オータム戦
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いまして」
例え暗くても誘導してきた人物が分かるようにグラサン掛けているが、名刺をくれた巻紙礼子で相変わらずのニコニコ顔だがそれは偽りの顔だと知っている。
「三流芝居を止せ、巻紙礼子・・・・いやお前の名はオータム。亡国機業のお前が俺に何の用だ?」
「ちっ・・・・ガキかと思えば大人の面をしやがって」
「俺は生憎と大人なのだよ、俺の事を知っていると思ったんだがどうやら俺が誰かなどと知られてないようだな」
「知っているさ、国連軍ブラック・シャーク隊の長にして総司令官をしている織斑一夏少将」
ガキだと思われたので軽く蹴り技放っただけで、オータムは腹を蹴られた衝撃でロッカーに叩きつけられた。
「それがお前の正体か、全く俺も舐められたもんだ」
「ゲホッ、ゲホッ!これがお前の実力だと言いたいのか」
「企業に成りすました謎の美女だと言いたい口だが、俺にとっては全然嬉しくもない」
二発蹴りをするが、躱した事で何とかなったようだが今回俺のISを頂くと言ったのであれば切り札として使わないでおこう。恐らくコイツのコア欲しさに来たのだろうし、生身だけで倒す事が俺だけのみ出来る事だ。
「本来ならISを使わせてもらうが、今回は使わないで剣だけで対応させてもらおうか。さっさとそちらのISを使え」
「噂は本当のようだったが、生身で対応出来る力を私に見せてみろや!」
スーツを引き裂いて、オータムの背後から鋭利な爪が飛び出してきたが見た目からして蜘蛛の脚のように見える。黄色と黒と言う配色はまさに禍々しい感じで、刃物のような先端だな。
「くらえ!」
「そんなので俺を倒せるとは思わないもらいたいね」
背中から伸びた装甲脚、先端が割れるように開いて銃口を見せている。俺は剣を構えているだけで、決して回避などしないで銃弾ごと叩き斬っている。剣による斬撃を後ろ飛びで避けながら、俺は確認の為に言う。
「一応確認だが、悪の組織の一人で秘密結社『亡国企業』で間違いねえよな」
「そこまで知っているのであれば、ここで簡単に返す程オータム様じゃないぜ!」
完全なIS展開状態になっているようだし、こちらは黒の戦闘服と剣を持っているだけだがPICの細やかな操作で避けて装甲脚の銃口から実弾射撃をしてくる。八門の集中砲火で、左右から迫ってくるのでそれを全て斬り落としてから一度後方へ下がる。
「くそったれ!こんなの聞いてねえぞ、装甲脚を真っ二つにしただと!」
「俺が持つ剣はただの剣ではない事を知らせてやる」
あちらはSEやら絶対防御を持っているISだが、アラクネ相手でも近接武器だけで相手をしている。攻撃をする度にオータムは顔を歪めながら、次はどのような攻撃をす
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