赤・水・青・金髪 大激闘
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った、私の誇り!!髪しぐれ!!蛍火!!」
トレジャーハンターの周囲に舞っていた髪の毛。それが炎から光へと変化し、大爆発を起こす。
「どわぁっ!!」
「ヒロシ!!」
吹き飛ばされた仲間に意識を向けるハンター使い。その顔面に、幼き天竜は蹴りを決める。
「ララ!!」
「よそ見しないでください!!」
仲間のやられ方を見ていなかったのか、敵対していた相手から目を離す鎖鎌を扱うバンダ。その腹部に拳を叩き込み、続けざまに脇腹に回し蹴りをお見舞いする。
「この・・・小娘が!!」
すると、倒れそうになっていた体を踏ん張らせて、こちらに鎖を投げてくるバンダ。それを避けたつもりだったのだが、回転しているそれは空中で変化しながらこちらへと向かってきていて、手首に絡み付いてしまった。
「オラァ!!」
「あう!!」
すると、近くで戦っていた藍髪の少女も、手のハンマーに捕まってしまい、身動きを封じられてしまっていた。
「この強化甲型鎚は、並みの力じゃ外せねぇぞ!!」
「う・・・うぅ・・・」
手に握りつぶされそうになっており、苦しい表情を浮かべているウェンディ。
「ウェンディ!!」
「味方の心配してる場合じゃねぇぞ?」
彼女の方へと視線を向けたその一瞬で、手首に絡まる鎖を引っ張ってくるバンダ。そのせいで前のめりになりかけたが、なんとかバランスを立て直して踏みとどまる。
「シリル!!きゃっ!!」
俺とウェンディに駆け寄ろうとしたルーシィさん。しかし、そのタイミングで銃撃が飛んできたため、思わず転倒してしまう。
「金髪ぅ!!」
ルーシィさんの元に向かおうとしたフレアさん。だが、その場から動くことができない。その理由は、彼女の武器である髪の毛が、木に結びつけられていたからだった。
「髪が・・・」
「トレジャーハンタースキル『固結び』!!」
戦っている最中に髪の毛を掴んで動けないようにと行動していたヒロシは、悪そうな笑みを浮かべていた。
「どうだ!!これで髪の毛の魔法は超封じたぜ」
「一丁上がりってな」
押されていたトレジャーハンターたちだったが、一気に形勢を逆転されてしまった。流れが移り変わったことで、彼らは得意気な表情を見せている。
「ま、こんなもんだな」
「風精の迷宮の実力、思い知ったか」
「魔導士ごときが俺らにケンカ売るなんて、超十年早ぇよ!!女は女らしく、男の前でケツ振ってりゃいいんだよ」
下品な笑いをしながらニヤニヤと俺たち全員を見つめているトレジャーハンター。その顔にイライラが溜まってきたのは、俺だけじゃないはず。
「おい!!ちょっとケツ振ってみろ!!」
「フハハッ!!いいな!!や
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