赤・水・青・金髪 大激闘
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ーごと飛ばされ地面に叩きつけられる。
「てゆっか、お嬢ちゃん隙だらけ」
二人がトレジャーハンターを圧倒しているのに気を取られていると、背後からこちらに接近してくる気配に気づく。
「お嬢ちゃんじゃなくて、お兄さんだ!!」
「ぐはっ!!」
腕に水を纏わせ、振り向く力を利用してそれを広範囲に放つ。すると、それはこちらに突進してきていたトレジャーハンターの顔面にクリーンヒットした。
「この!!」
仲間が劣勢とあって焦っているスナイパーは、ルーシィさんの足を撃ち抜こうと何度も何度も引き金を引いている。しかし、焦っている分、狙いが疎かになっており、全く捉えることができていない。
「開け!!人馬宮の扉!!サジタリウス!!」
木の影に身を潜め、狙撃の名手であるサジタリウスさんを召喚するルーシィさん。呼び出された男は、やる気満々の表情で背中の筒から矢を取り出す。
「再び参上」
それを見たスナイパーは、一度邪魔されたからなのか、気合いが入ったようでサジタリウス目掛けて数発の弾丸を発砲する。それに対し、サジタリウスさんは矢を放つと、分身させてすべてを相殺させた。
「いいこと思い付いちゃった!!」
弓矢と銃による打ち合いが繰り広げられている後方で、何かを思い付いて新たな鍵を取り出す星霊魔導士。
「よーし!!開け!!処女宮の扉!!バルゴ!!」
「お呼びでしょうか、姫」
メイド服を着ているピンクの髪をした女性。久々に呼び出された彼女は気合い十分なポーズを決めている。
「この隙に、地面を通って狙撃手の背後に回るのよ!!」
「なかなかグッドな作戦です。では」
手を合わせて水に飛び込むように地面を掘ろうとしたバルコさん。しかし、彼女はガンッと大きな音を経てて、頭をぶつけて動けなくなっていた。
「ん?何してんの?」
「姫、潜れません」
「なんで!?」
「この氷、特殊な魔力が張られていて、貫通できません。お仕置きですね」
頭を地面につけたまま説明するバルコさん。しかし、彼女たちの後ろで戦っていたサジタリウスさんが大きな悲鳴をあげたことで、気が抜けていた二人はそちらを振り向いた。
「それがしが・・・撃ち負け・・・」
「サジタリウス!!」
ダメージを受けてしまい消えてしまったサジタリウスさん。敵が使っているのは近代兵器。連発には不向きな弓矢を使う彼には、相性が悪かったようだ。
「髪しぐれ!!狼牙!!」
赤い髪の毛で狼を作り剣を持つ男に襲いかかるフレアさん。
「所詮髪の毛!!剣の敵じゃねぇ!!」
その攻撃に怯むことなく、剣を振るって切り刻むヒロシ。だが、切り刻まれた髪の毛は宙に舞っていると、突然炎を発し始める。
「この髪は、永遠の炎から授か
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