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ガラスの海で
10部分:第十章
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第十章

28.何もないけれど
 何もないけれど  僕だけがいるよ

 一人だけれど寂しくはないよ

 誰だって本当は一人なんだから

 寂しい筈がないんだ  本当は

 だから一人この道を歩いていくよ  何処までも

 悲しくたっていいさ  辛くたっていいさ

 そこに道がある限り僕は行くよ

 一人で一歩ずつ

 側に誰かいなくても  最初からそうだから

 僕は何処までも歩いていきたいんだ


 何もないからこそ  僕は行くんだ

 一人とかそういうのは関係ない

 だって僕がいることだけは絶対だから

 それだけでいいんだよ  足さえあれば

 どんなことがあっても  一人で歩くんだ

 寂しく辛いとは思わないのさ

 勇気があるから

 勇気だけがあったら  それだけでいいのさ

 僕は勇気だけを胸に歩いていくよ


 側に誰かいなくても  最初からそうだから

 僕は何処までも歩いていきたいんだ


29.擦れ違い
 どうしてもさ  いつも一緒にはいかないよ

 擦れ違いはやっぱりあるんだ  けれどそれは仕方ないよ

 仕方ないことだから  お互い我慢して

 それで楽しくやっていこうよ

 いつも二人でいたいけれど  一人でいるしかない時があるから

 そんな時は我慢して  君のことを想うよ

 同じ時に君が僕のことを想ってくれたならそれでいい

 それだけでいいのさ  擦れ違いもそれで消えるよ

 だからいつも想うよ  君のことは

 君のことだけをね  何時でも想っているよ


 やっぱりね  一緒にいられない時だってあるよ

 いつも一緒にいたいんだけれど  やっぱり一人になるよ

 それが人の世界だから  そこは受け入れよう

 我慢できないのなら

 君のことを考えればいい  君も僕のことを考えればいい

 それでつながるから  僕のことを想っていてね

 君と僕とはいつもそうして一緒にいられるんだよ

 心はいつも一緒なんだ  それを分けることはできない

 心さえ一緒なら  君と一緒なら

 僕はそれでいい  君が共にいて


 それだけでいいのさ  擦れ違いもそれで消えるよ

 だからいつも想うよ  君のことは

 君のことだけをね  何時でも想っているよ


30.完全犯罪
 完全犯罪  上手くやれよ

 騙すのさ  そしてあの娘のハートは御前のものさ

 誰にもわからず  誰にも知られず

 あの娘のハートを掴めよ

 わからなきゃいいんだ  知られなきゃな

 何も知らないのを装って  こっそりと近付いて

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