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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第163話
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てアタシ達もまだ掴んでいないのよ。トヴァルから話を聞いてウチの遊撃士達にオルキスタワーの受付にクロスベルに残っているVIP達の動向について探らせてみたのだけど、今は二大国と戦争中だから教えられないって断られたそうよ。」

「クロスベル警察の方はどうだ?クロスベル警察の局長と上層部に”六銃士”の”黄金の戦王”と”蒼銀の魔剣姫”がいたから何かわからないのか?」

リィンの質問に疲れた表情で答えたミシェルの説明を聞いたトヴァルはある事を思い出して尋ねた。



「そっちも駄目ね。あの”教団”の事件以来確かにウチとも何度か協力体制を取った事があるけど、だからと言って秘匿情報はさすがに話してくれないわ。――――ただ、クロスベルの復興の為にそのVIP達が自ら市内や市外にある街や村で復興の指示をしている所や自ら復興を手伝っている所が見かけられたって情報は入っているわ。」

「そうなると……下手したら市外に出ている可能性もあるって事ね……」

「それじゃあクロスベルの市内どころか市外にある町や村にも行ってマルギレッタさんを探さないといけない事になるじゃない……」

「そんな悠長な事をしている暇はないぞ。」

「はい……恐らく昨日の進軍スピードを考えると今日中にエレボニア帝国全土を制圧するでしょうから、できれば今日中に接触したいのですが……」

ミシェルの話を聞いたサラ教官は考え込み、疲れた表情で呟いたアリサの言葉に続いたユーシスの意見を聞いたエリスは辛そうな表情で頷いた。



「……あの。サティアさんは”未来”から来ているのですから、何か知りませんか?」

「リィン、それは…………」

「確かに未来から来ているお前さんにとっては過去の出来事だから、知っていそうだな。」

サティアへの質問を聞いたアイドスは複雑そうな表情をし、トヴァルは真剣な表情で頷いてサティアを見つめた。



「―――悪いけどそれについては教えられないわ。ミントからできるだけ未来を変えかねないような事を過去の時代の人々に話さないで欲しいって念を押されているの。現在の”歴史の流れ”を変える恐れが出てくるかもしれないし。」

「そんな……!」

「……未来のあんた自身や過去の空の女神達が今この場でいる事自体が十分”歴史の流れ”が変わっていると思うのだけど?」

サティアの答えを聞いたアリサは悲痛そうな表情をし、サラ教官は厳しい表情で尋ねた。

「―――未来の自分自身から”歴史の流れ”を聞かされたミントの話では今私達がこうして現代にいる事自体も”正しい歴史の流れ”だそうよ。」

「なっ!?」

「……”歴史の流れ”を守る為に二大国は滅びてもいいのかよ!?」

サティアの答えを聞いたリィンは驚き、トヴァルは怒りの表情で尋
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