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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第163話
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「ハアッ!?何でそこでミントが出てくるのよ!?」

そしてサティアはリィン達にミントの正体――――時空を超える事ができる”真竜”であり、またミント自身も対象の時間を操る事ができ、自分達がクロイス家との戦いに参加する為に時代を超えた事を説明した。


「………………」

「じ、時空を超える事ができる竜――――”真竜”……それがミントさんの正体……」

「もはや伝承としか思えない程荒唐無稽な話ですね……」

「非常識の元には非常識が集まる。それを体現しているな、”ブライト家”は。」

「確かにそうね……」

「ああ……ん?それじゃあ何でお前さん達はまだ俺達の時代にいるんだ?クロイス家との戦いは”碧の大樹”が消えた事で終わったんだろ?」

リィン達が驚いている中、ユーシスの言葉にサラ教官と共に頷いたトヴァルはある事に気付いてサティアを見つめて尋ね、サティアは今も自分達がリィン達の時代にいる理由――――暗殺されたマリアベルが現代のキーアを暴走させ、その結果時空間の流れが一時的に滅茶苦茶になった影響でしばらく時代を超える事ができない為時空間の流れが落ち着くまで今も現代に残っている事を説明した。



「あの”碧の大樹”でそんな事があったのですか……」

「それでいつになったらあんた達は元の時代に帰るのよ?」

サティアの話を聞いたリィンは驚き、サラ教官は真剣な表情で尋ねた。

「未来の自分自身に事情を聞いたミントの話ではあの碧の大樹が消えた日から半年は経たないと時空間の流れが落ち着かないそうよ。」

「半年!?という事は……!」

「は、半年も女神様達が現代にいるという事になりますね……」

「そしてその半年間を満喫する為にあのふざけた女神は呑気に観光旅行をしているという訳か……」

サティアの答えを聞いたアリサは驚き、エリスは苦笑し、ユーシスは疲れた表情で呟き

「まあ……フフ、という事はお姉様もしばらくこの時代にいるのですね。」

アイドスは目を丸くした後嬉しそうな表情で微笑んだ。



「あの女神の事だから、絶対何かとんでもない事を仕出かしそうね。」

「女神が観光旅行をしているなんて事実、各国のVIPが知ったら絶対慌てるぞ。」

「ホント、非常識一家よね、”ブライト家”って……―――それで話を最初に戻るけどアナタ達は確かエレボニア帝国の滅亡を防ぐ為にマルギレッタ・シリオスという人物に接触する為にクロスベルに来たのよね?」

疲れた表情をしているサラ教官とトヴァルの言葉に頷いたミシェルは気を取り直して尋ねた。



「はい。マルギレッタさんが今どこにいるかわかりませんか?」

「うーん、悪いけどクロスベルのVIPの動向については徹底的に秘匿されてい
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