暁～小説投稿ｻｲﾄ～:英雄伝説～運命が改変された少年の行く道～（閃Ⅱ篇）第162話

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英雄伝説～運命が改変された少年の行く道～（閃Ⅱ篇）

第162話
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だったのか！？」

サティアの説明を聞いたサラ教官は厳しい表情で声をあげ、エリスは表情を青褪めさせ、ユーシスは真剣な表情で声を上げた。

「それじゃあ本来の”Ⅶ組”はもしかしてその”災厄”とやらを止める為に戦ったのかしら？」

「ええ。”エンド・オブ・ヴァ―ミリオン”に呑み込まれたセドリック皇子を救出する為にも戦ったそうよ。クロウや”蒼の深淵”とも協力してね。」

「ええっ！？クロウはわかりますけど、クロチルダさんまで協力してくれたんですか！？」

ミシェルの質問に答えたサティアの話を聞いたアリサは信じられない表情で声を上げた。

「ええ。彼女も”結社”の”幻焔計画”で”エンド・オブ・ヴァ―ミリオン”の顕現をするつもりはなく自らを戒めていたそうよ。」

「つまりはカイエン公の暴走という事ですか……―――それでどうなったのですか？」

サティアの話を聞いて静かな表情で推測したリィンは真剣な表情で問いかけた。

「……激戦の末、貴方達はセドリック皇子を無事救出する事ができ、”エンド・オブ・ヴァ―ミリオン”の”核”となっていたセドリック皇子を救出した事で”エンド・オブ・ヴァ―ミリオン”も現世から消滅させる事もできたそうよ。だけど……………………――――クロウは激戦の最中に”エンド・オブ・ヴァ―ミリオン”に心臓を貫かれたせいで、激戦が終わった後貴方達に看取られて”この世を去った”そうよ。」

「……………ぇ………………」

「な―――――」

「そ、そんな……！？」

「ク、クロウが死ぬなんて……！？」

「…………ッ…………！」

「………………それが”Ⅶ組”の”本来の運命”なのか？」

サティアの説明を聞いたリィンは呆然とし、ユーシスは絶句し、エリスとアリサは悲痛そうな表情をし、サラ教官は唇を噛みしめ、重々しい様子を纏って黙り込んでいたトヴァルはサティアに問いかけた。

「ええ……だけどその後にリィン達にとっては更に辛い出来事が起こったそうよ。」

「仲間を失ったばかりのその子達に更に追い討ちがあるなんて……一体何が起こったのよ。」

サティアの話を聞いたミシェルは複雑そうな表情でリィン達を見つめた後尋ねた。

「クロウに殺されたはずの”鉄血宰相”―――ギリアス・オズボーンが生きてその場に現れたのよ。今まで正体を隠していたルーファスやリィン達の所に来るまでの道中でルーファスの事を知らされたクレア達と一緒にね。」

「なっ！？」

「あ、暗殺されたはずのオズボーン宰相がですか！？し、しかもルーファスさんまで一緒にって……！？で、でもルーファスさんは……！」

「兄上………」

サティアの説明にリィンとアリサは驚き、ユーシスは辛そうな表情で肩を落と

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