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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第161話
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リスは微笑み、もらい泣きをしていたアリサはエリスの言葉に頷き

「それに俺達は女神も人の子であると、どこかのふざけた女神で存分に思い知っているから今更だ。」

「まあ確かに”アレ”と比べれば、天と地の差だよなあ?」

「そりゃあ、”アレ”は”女神”である事自体を否定しているものねぇ?」

ユーシスの意見に続くようにトヴァルとサラ教官はそれぞれ苦笑しながら答えた。



「?誰の事を言ってるのかしら?」

「あ〜……アタシにも何となくわかったわ。そう言えばアナタ達もレグラムで会っていたんだったわよね?”ただの新妻”を自称するアタシ達ゼムリア大陸の人々が崇めている女神様に。」

アイドスが首を傾げている中、既に察していたミシェルは苦笑しながら問いかけた。

「え……ゼムリア大陸の人々が崇める”女神”ってまさか……!」

「ええ、エイドスの事よ。」

ミシェルの問いかけに驚きの表情をしたエリスにサティアは苦笑しながら頷いた。



「そう言えば空の女神(エイドス)とその一族とやらもこっちに来ているんだったわね……今もクロスベルに滞在しているのかしら?」

「いいえ。今朝クロスベルを発ったわ。家族と一緒に西ゼムリア大陸内を回って”観光旅行”をする為にね。」

サラ教官の問いかけに疲れた表情で答えたミシェルの話を聞いたリィン達は冷や汗をかいて脱力し

「ええっ!?め、女神様が観光旅行ですか??」

エリスは驚いた後戸惑いの表情をした。



「そ、そう言えばエイドスさん、別れ際にそんな事を言っていたな……」

「まさか本当に実行するとはな……」

「今の情勢で観光旅行等、酔狂にも程があるだろう。」

「一体どれだけ私達の”空の女神”のイメージを破壊すれば気がすむのよ〜!?」

一方既にある程度納得していたリィンは苦笑し、トヴァルは疲れた表情をし、ユーシスは呆れ、アリサは声を上げた。



「フフ……―――そう言えばお姉様。私が謎の復活を遂げた理由を知っているような口ぶりでしたが……私が復活できた理由を知っているのですか?」

「あ……」

「そう言えばそんな事を言っていたわね……確か特務支援課が保護している子供の名前も出て来たわね?」

アイドスの質問を聞いたリィンは呆け、サラ教官は真剣な表情でサティアを見つめて尋ねた。



「……………………ええ、知っているわよ。私がエステルの娘として生まれ変わってセリカと結ばれた事もそうだけど、”本来の歴史が改変されて”今に到る理由も全て知っているわ。」

「”本来の歴史が改変された”とは……一体どういう意味ですか?」

複雑そうな表情で答えたサティアの話を聞いたエリスは戸惑いの表情をし

「ちょっ
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