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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第161話
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は声をあげ、リィンは複雑そうな表情をした。
「加えてエリゼお嬢ちゃんもクロスベル帝国建国まで”特務支援課”に協力していたから、エリゼお嬢ちゃんの双子の妹であるエリスお嬢ちゃんも見かけたら声をかけてくるだろうな。」
「はい……私と姉様が見間違われる事は今でもありますし……」
トヴァルの推測を聞いたエリスは辛そうな表情で頷いた。
「―――目立つ行動は避けながらギルドの支部へ向かうわよ。―――行きましょう。」
その後リィン達はサラ教官とトヴァルを先導に東通りにあるギルド支部に到着した。
〜遊撃士協会・クロスベル支部〜
「邪魔するわよ、ミシェル。」
「あら……フフ、懐かしい顔ぶれね。―――久しぶりね、サラ、トヴァル。」
受付のミシェルは先頭とその次に入って来たサラ教官とトヴァルを見て目を丸くした後口元に笑みを浮かべた。
「えっと……貴方がギルドの受付の方ですか?」
「ええ、あたしの名はミシェル。クロスベル支部の受付をしている者よ。よろしくね、特科クラス”Z組”の坊やたち♪」
リィンに尋ねられたミシェルはウインクをし、ウインクをされたリィン達は冷や汗をかき
(何だ、この男は……)
(男性なのに女性の喋り方をしていますよね………?)
(シッ!そこは気にしたらダメなのよ、きっと……!)
ユーシスは真剣な表情で呟き、苦笑するエリスの小声を聞いたアリサは真剣な表情で指摘した。
「ハハ……どうやらこの様子だとクロスベルが解放された事で一気に仕事が増えたようだな?」
ユーシス達の小声が聞こえていたトヴァルは苦笑した後依頼版に貼ってある膨大な量の依頼書が目に入り、ミシェルに尋ねた。
「ええ、復興の関係で支援課の坊や達の為にクロスベルに応援に来てくれたエステル達も総動員してみんな、クロスベル市内や市外で活動しているわ。何ならあなた達も臨時で助っ人をしてくれるかしら?トヴァルやサラは勿論だけど、”Z組”の坊や達も大歓迎よ♪」
「え、えっと、申し訳ありませんが遠慮しておきます。」
自分達を勧誘するミシェルの行動に仲間達と共に冷や汗をかいたリィンは苦笑しながら仲間達を代表して答えた。
「あら?という事はエステル達もクロスベルにいるのかしら?」
「ええ。エステル達どころか、エオリアやセリカ達もクロスベルに戻って来ているから随分助かっているわ。しかも未来から来ているというエステルの娘かつセリカの妻って女性もSランクだから、予想外の戦力が来てくれたおかげでもう大助かりよ♪」
「ハアッ!?み、未来のエステルの娘でおまけにSランクだと!?」
「し、しかもあのセリカ殿の奥方ですか……!?」
(…………まさか。
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