北方作戦
第12話 新たな仲間、襲来?
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って来たらしく、それを叶える為にドッグにて改修させる事になった。
改修を担当する妖精の話だと、速力を上げようにも艦体を延長させる必要があるから大工事になると言って、香取達の許可で大規模改修を行うことになり、改修が終わるまでは作戦決行は見送りで決まった。
だが……
座蒲郎「これはかなりの規模ですね」
陸軍少将「みたいですね……」
長門が持参した航空写真を見た結果、敵の飛行場の規模はかなりのもので、それは200どころか倍くらいの規模にもなる代物だった。
更に報告によると敵には飛行場姫が居るらしく、これをどうするかが問題だった。飛行場姫は強力な航空戦力を有しているから、まず潰すとすればやはり飛行場姫になる。更に奇姫からの情報によると、北方海域に展開されてる敵艦隊は空母ヲ級を中心とする機動艦隊が複数で飛行場姫を守ってるとの話だった。そうなるとこちらも強力な航空艦隊と支援艦隊で相手をする必要がある為、海域攻略専用の大艦隊を派遣するのは必要不可欠だ。
加えて飛行場制圧部隊の護衛も合わせると、主力艦の殆どを回すことになるから鎮守府近海の守りが手薄になる。
座蒲郎「……仕方ないか……」
とはいえ、陸軍からの賛成の声が上がってる以上は変更する訳には行かないから、報告を元に小規模な修正を行って作戦命令書が出来上がった。
《第二次北方作戦》、これが今回の作戦の総称だ。敵飛行場制圧は島の名前をとって〈AT作戦〉、敵艦隊撃破は〈キ二号作戦〉と呼称する事になった。
〈キ二号作戦〉は第三水雷戦隊を筆頭に第一,第二艦隊を、支援艦隊にはアイオワの第八艦隊からなる第一攻略部隊でもって進撃し、敵の飛行場姫を真っ先に叩いて掃討。
〈AT作戦〉は第四,第五艦隊と大和の支援艦隊と第一航空機動艦隊の第二攻略部隊が制圧部隊を護衛してアムチトカ島まで進出、敵航空部隊を撃滅してから上陸し、飛行場を制圧。その後護衛部隊の一部は第一攻略部隊に加わり敵艦隊撃滅に加わる。
これが今回の作戦の内容だ。
ーーーー
座蒲郎「こんな感じかな……ところで、キスカ島の戦友はどうされてますか?」
陸軍少将「連絡によると、空襲を受けながらも耐え続けているそうです。寧ろ、制圧部隊を出すことに皆賛成で、提督の来援を今か今かと待ち侘びているそうです」
座蒲郎「なんか、凄い緊張しますね」
作戦内容の最終調整を終え、途端にキスカ島の人達の状況が気になった俺はその事を陸軍少将に聞くと、幾度の空襲に耐えて部隊の到着を待ち望んでいるらしく、作戦発令前なのに緊張してしまう。
陸軍少将「帝国史上初の陸軍と海軍首脳部の意見が一致した上での共同作戦ですしね、緊張するのも仕方ありませんよ。
自分だってそうですから」
座蒲郎「そうでしょうね」
緊張するのは俺だけ
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