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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第160話
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静かな笑みを浮かべて呟いた。
「ええっ!?じゃ、じゃあバリアハートに向かったセレーネさん達の相手は………!」
「……よりにもよってレーヴェか。サラに挑むより勝率が低いね。」
「幾ら何でも”執行者”の中でもトップクラスの強さを持つ”剣帝”相手にあの子達が勝てるとは思えないのだけど。」
「……今はセレーネ達を信じるしかないな……」
「大丈夫……私達も乗り越える事ができたのだから、みんなもきっと乗り越えているわ……」
リシャールの話を聞いたエマは驚き、フィーは厳しい表情で呟き、疲れた表情をしたセリーヌの言葉に続くようにラウラは重々しい様子を纏って呟き、ゲルドは静かな表情で呟いた。
「あれ?じゃあ、リィン君達の相手は誰なんだろう?」
「メンフィルからはレオンハルト教官。リベールからはリシャール所長。二国の代表者が所属している国を考えると、恐らくクロスベル所属の使い手だと思うのだが……」
「お兄様!皆さんっ!」
そしてトワの疑問を聞いたアンゼリカが考え込んだその時、アルフィン皇女の声が聞こえ、声が聞こえた方向に視線を向けるとアリシア女王達やユーゲント三世達がオリヴァルト皇子達に近づいてきた。
「兄上……皆さん……お疲れ様です……!」
「皇太子殿下……勿体ないお言葉です。」
セドリック皇子の労いの言葉を聞いたラウラは会釈し
「皆、よくやってくれた……同じ母校出身の者として今ほど誇りに思った事はないぞ。――――オリヴァルトも本当によくやってくれた。」
「いえ、私は皇族としての義務を果たしたまでです。女王陛下、私達の”試練”は乗り越えたという事でよろしいでしょうか?」
ユーゲント三世の言葉に会釈して答えたオリヴァルト皇子は真剣な表情でアリシア女王を見つめて問いかけた。
「はい。……実を言うとどのような結果であれ、私は元々殿下達の”試練”を乗り越えた事にするつもりでした。」
「え……」
「何それ。じゃあ苦労して戦った意味がないじゃん。」
「フィ、フィーちゃん。女王陛下に失礼すぎますよ……!」
アリシア女王の答えを聞いたトワは呆け、ジト目で呟いたフィーの言葉を聞いたエマは慌てた様子で諌めた。
「その……何故でしょうか?」
「……私達リベールはメンフィルとクロスベルによる二大国侵攻を黙認し、メンフィルの要請に応え、エレボニア帝国との国境を結ぶハーケン門を開放しました。その件について、少しでも罪滅ぼしになればと思い、最初からそのつもりだったのです。」
「お祖母様……」
「陛下……」
「…………」
プリシラ皇妃の質問に答えたアリシア女王の答えを聞いたクローディア姫とユリア准佐は辛そうな
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