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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第157話
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”に挑まさせて頂いてもよろしいでしょうか?」

「うむ、元よりお前に頼むつもりだった。――――エレボニアの命運はお前に託す。」

「お願いします、オリヴァルト殿下……」

「兄上……僕達は兄上が無事”試練”を乗り越えられる事、信じています……!」

「お兄様……どうかご武運を……!皆さん、皆さんの御力、後少しだけお貸しください……!」

オリヴァルト皇子に視線を向けられたユーゲント三世は頷き、プリシラ皇妃達と共にオリヴァルト皇子に応援の言葉を送ったアルフィン皇女はラウラ達を見回して頭を下げ

「はいっ!!」

アルフィン皇女の嘆願に対し、ラウラ達は力強く答えた。



「私達やユーゲント陛下達は先に王都内にある”グランアリーナ”に向かいますので、準備を整えたら”グランアリーナ”まで来てください。そこに係の者達が皆さんの”試練”の相手の所まで案内する手筈になっております。オリヴァルト殿下、”グランアリーナ”までの送迎の車は必要でしょうか?」

「いえ……久しぶりのグランセルゆえ、この足で歩いて向かいたいので必要ありません。それに自らこの足で歩いてグランアリーナに向かうのはエステル君達と共に”武術大会”に挑んだ日々も思い出しますので。」

「フフ、そう言えばそんな事もありましたね。――――わかりました。それでは私達はグランアリーナでお待ちしておりますね。」

アリシア女王の言葉に対して答えたオリヴァルト皇子の話を聞いたクローディア姫は微笑み

「女王陛下、恐れながら殿下達の”試練”のお相手を務める方の情報等を教えて頂く事はできませんか?」

レクター少尉はアリシア女王にある事を尋ねた。



「そのくらいでしたら構いません。――――”剣聖の後継者”。その方が殿下達の対戦相手になります。」

「ふええええっ!?け、”剣聖”ってまさか……!」

「リベールの”英雄”―――”剣聖”カシウス・ブライト。」

「やれやれ、参ったね………”剣聖”が相手だと私達では分が悪すぎるよ………」

「さすがにその子達が”剣聖”に勝つなんて、無茶だと思うのだけど。」

「いや、女王陛下は”剣聖の後継者”と仰ったからカシウス卿ではないだろう。」

「”剣聖の後継者”……言葉から推測するとカシウス准将の後継者のように聞こえますが……」

アリシア女王の答えを聞いたトワは驚いた後表情を青褪めさせ、フィーは真剣な表情で呟き、アンゼリカは疲れた表情をし、セリーヌは呆れた表情で呟き、ラウラとエマは真剣な表情で考え込んだ。

「フム……何人か心当たりはいるが、恐らく”彼”だろうね。確かに厳しい戦いになりそうだが、当時の彼と戦ったエステル君達……いや、当時のエステル君達以上の実力をつけた君達と私なら勝機はあ
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