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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第157話
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ル空港に”カレイジャス”寄航の手配と、ユーゲント陛下達を送迎する車を大至急手配してください。後は”彼”にもオリヴァルト殿下達がいらっしゃった連絡を。」

「御意!」

アリシア女王の指示に敬礼で答えたユリア准佐は部屋から去って行った。そして1時間後――――”カレイジャス”はグランセル空港に着陸した後、ユーゲント三世を始めとしたエレボニア皇家の面々やレクター少尉、そしてユーゲント三世達の護衛として”Z組”のC班とトワ、アンゼリカがリベール王家が手配した送迎用の車によってグランセル城に入城し、晩餐会等の際で使われる広間で面会を始めた。





同日、12:40――――



〜1階広間〜



「―――女王陛下、王太女殿下。此度は突然の訪問に応えて頂き、心より感謝する。」

「いえ……貴国の事情はある程度理解しておりますので、どうかお気になさらず。それより陛下達は内戦が勃発した際”貴族連合”によって幽閉の身になってしまったと伺っておりましたが……やはりメンフィル帝国とクロスベル帝国の侵攻が関係しているのですか?」

ユーゲント三世の言葉に静かな表情で答えたアリシア女王はユーゲント三世達を見回して尋ね

「はい……昨日二国による連合軍によって帝都ヘイムダルは制圧され……更に”貴族連合”の”主宰”であるカイエン公を始めとした”貴族連合”の幹部たちも二国によって拘束され、その際に私達は二国に救出され、その後リウイ陛下達の配慮によって一時的に自由の身にして頂いたのです。」

プリシラ皇妃がアリシア女王の質問に答えた。



「そうですか……既に帝都まで……」

「………………その、そちらのお二方が”帝国の至宝”と名高い陛下達のご子息達ですか?」

プリシラ皇妃の説明を聞いたアリシア女王は重々しい様子を纏い、クローディア姫は重苦しい空気を変える為にアルフィン皇女達に視線を向けた。

「はい。――――エレボニア皇帝ユーゲント三世とその妻プリシラの息子、セドリック・ライゼ・アルノールと申します。お初にお目にかかります。アリシア女王陛下、クローディア王太女殿下。」

「セドリックの双子の姉、アルフィン・ライゼ・アルノールと申します。リベールでは兄オリヴァルトがお二方に随分お世話になったと聞いておりますわ。」

クローディア姫に視線を向けられた二人はそれぞれ自己紹介をした。



「フフッ、私達の方もお世話になりましたから、お互い様です。―――お久しぶりですね、オリヴァルト殿下。行方不明と聞いておりましたが、ご無事で何よりです。」

「お心遣い痛み入ります。女王陛下達も壮健そうで何よりでございます。」

アリシア女王に視線を向けられたオリヴァルト皇子は静かな表情で会釈し

「あの
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