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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第156話
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つけ

「やるな…………」

レーヴェは自身に蓄積したダメージについに耐えきれず、地面に膝をついた!



「はあ……はあ……か、勝ったの……?」

「ああ……!」

「ぼ、僕達があのレオンハルト教官に勝てたなんて……」

「今でも信じられない思いですわ……」

レーヴェの戦闘不能を見た瞬間、疲労が一気に襲ってきたエリオットは息を切らせ、ガイウスは静かな笑みを浮かべ、マキアスと人の姿に戻ったセレーネは信じられない表情をし

「えへへ、やったね!クレアがいて本当に助かったね〜。」

「フフ、ミリアムちゃん達のおかげですよ……」

喜んでいるミリアムの言葉にクレア大尉は微笑みながら答えた。



「驚きました。まさか本当にレーヴェさんに勝つなんて。」

「士官学院が貴族連合に制圧されてから僅か2ヶ月でここまで来るとはな……―――正直、驚いたぞ。」

一方ツーヤは目を丸くしてセレーネ達を見回し、レーヴェは静かな笑みを浮かべて平気そうな様子で立ち上がった。

「ええっ!?」

「何でそんな平気そうに立ち上がれるの〜!?」

「まあ、サラ教官もオレ達全員を相手に戦えたくらいだから、レオンハルト教官も余裕だろうな……」

「サラ教官といい、レオンハルト教官といい、僕達の担任教官達は非常識としか思えない程強すぎだろ………」

レーヴェの様子を見たエリオットとミリアムは驚き、ガイウスは苦笑し、マキアスは疲れた表情をした。



「えっと……お姉様、わたくし達は”合格”でいいのですよね……?」

「うん、文句なしの”合格”。現時点であたしどころかメンフィル皇家自身がセレーネとリィンさんの婚約を正式に認めた事になるよ。」

「よ、よかった〜……」

セレーネの質問に答えたツーヤの話を聞いたエリオットは安堵の表情で溜息を吐き

「後はリィンさん達に望みを託すしかありませんね……―――ルクセンベール卿、一応確認しておきたいのですがオリヴァルト殿下達が”試練”を乗り越えた際は、メンフィルとクロスベルはリベールの口利きに確実に応じて交渉のテーブルに就いて頂けるのでしょうか?」

クレア大尉は静かな表情で呟いた後ある事を思い出し、ツーヤに尋ねた。

「はい。――――ただし、あくまでメンフィルとクロスベルが交渉のテーブルに就く事に応じるだけで、エレボニアが国として生き延びれるかどうかは皆さんの交渉次第です。」

「そうですか……―――わざわざ教えて頂きありがとうございます。それを聞けただけでも安心しました。」

ツーヤの答えを聞いたクレア大尉は静かな表情で会釈した。



「―――最もクロスベルで受ける”試練”の相手もそうだが、リベールで受ける”試練”の相手もお前
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