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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第154話
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てアリシア女王達に接触するオリヴァルト皇子達C班に分かれて行動する事にし……アリシア女王達に接触する際皇帝自ら頼んだ方がリベールが応じる可能性が高くなる為、リィン達はユーゲント三世達に事情を説明した。
〜トールズ士官学院・会議室〜
「……そうか。このような状況でありながらも、お前達はまだエレボニアの為に動いてくれるのか……」
「フフ、さすがはオリヴァルト殿下と殿下が”紅き翼”を託した方々ですね……アルフィンも本当に色々と成長しましたね……」
「はい……それに比べて僕は……」
「セドリック…………」
事情を聞き終えたユーゲント三世は静かな表情で呟き、プリシラ皇妃の言葉に頷いたセドリック皇子は肩を落とし、その様子をアルフィン皇女は心配そうな表情で見つめていた。
「……セドリック。恐らくどのような結果になったとしてもアルフィンが皇族としての務めを果たすのは今回の件が”最後”になるだろう。君はアルフィンと違って、まだまだ可能性が残っている。だからそんなに落ち込むものじゃないよ。」
「兄上……はい……!それにしてもまさかそんな方法でエレボニアが国として生き延びれるかもしれない事に驚きましたけど、僕にとってはリィンさんが義理の兄となる事の方が驚きました。―――ですが、リィンさんならアルフィンの相手に相応しいと思いますし、僕も嬉しいです。」
「……勿体ないお言葉です。」
オリヴァルト皇子の言葉に頷いたセドリック皇子に視線を向けられたリィンは静かな表情で会釈した。
「お父様、お母様。お二方に相談せずにわたくしがリィンさんに嫁ぐ事を決めてしまいましたが、どうかお許し頂けないでしょうか……?」
「アルフィン……フフッ、私は貴女が自分で決めた相手なら、反対するつもりはありませんでしたよ。」
「それは私も同じだ。リフィア皇女が残して行った”戦争回避条約”の”救済条約”を見た時は驚いたが……テオの息子であり、我が母校の出身でもあり、そしてアルフィン自身が懸想している相手であるお主に嫁ぐ事を知り、救われた気分だった。」
アルフィン皇女の嘆願に対してプリシラ皇妃は微笑み、ユーゲント三世は静かな表情でリィンを見つめた。
「え……父達を知っているのですか?」
「それにその口ぶりですと、陛下もトールズの出身のように聞こえますが……」
「うむ。アルノール家の男子はトールズで学ぶ事が通例だ。若き頃はこのトールズにてテオと友の絆を結び、共に学んだものだ……だからこそユミルが襲撃され、テオが重傷を負い、更にテオの愛娘であるエリス嬢が誘拐され、私達と共に幽閉されてしまった事に自分の無力と愚かさをどれだけ呪ったか……」
「陛下……私達は既にメンフィルの貴族だと
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